マクラーレンは、F1アゼルバイジャンGPの決勝レース中のピットレーンにおいて手順違反があったとして、5000ユーロ(約78万円)の罰金を受けることになった。
オスカー・ピアストリの手によりF1アゼルバイジャンGPで勝利を手にしたマクラーレン。しかしレース後に審議対象となり、レーススチュワードに召喚されることが明らかになった。その理由は「ピットレーンの手順違反」とのみ明かされ、その詳細については不明だった。
しかし審議の結果、この違反はレースが完全に終わる前に、チームメンバーや機材がピットレーンに入ってしまったことが原因だったようだ。
スチュワードはこの件について、次のように説明した。
「レースが終了する前に、チーム関係者がパルクフェルメエリアに移動することは珍しくない。しかしマクラーレンは、他のチームがまだピットインを行なっている間に、チームメンバーと機材をピットレーンに残した」
「そのため、危険な状況になる可能性があった」
これによりマクラーレンは、5000ユーロの罰金を科されることになったものの、順位降格などのペナルティを回避することができた。つまり、ピアストリの優勝が確定したということになる。
なお今回のレースの結果、マクラーレンは今季の獲得ポイントを476ポイントとし、ついにコンストラクターズランキング首位に立った。しかもそればかりか、レッドブルに20ポイントのリードを築くことにも成功した。