「3度目の手術となれば…」大谷翔平のポストシーズンでの“投手復帰”に識者やファン懸念「愚かな考えだ」「間違っている」

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、ポストシーズンで登板するのだろうか。大谷は23年9月に自身二度目のトミー・ジョン手術を受け、24年シーズンはリハビリを続けながら打者に専念。投手復帰は25年からと言われてきた。

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 大谷は韓国シリーズを終えた3月からキャッチボールを始め、シーズンを通してリハビリプログラムを実践。8月24日には手術後初となるブルペン入りし、9月14日には6度目のブルペンで25球を投げて最速149キロをマークした。今後は打者相手の実戦形式に登板し、肩を調整していくという。

 そんななか、ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、大谷のポストシーズン中にマウンドに復帰する可能性は「ゼロではない」と語った。カリフォルニア紙『Orange County Register』は、「可能性がゼロではないのは、オオタニのリハビリが順調に進んでいるためだ」と伝えた。

 同紙によると、ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは、「(オオタニのリハビリは)明らかにスムーズだ。彼はすべてを冷静に受け止め、自分の希望に細心の注意を払い、それを達成できる立場に自分を置くようにしている」と語った。

「ドジャースの元々のプランは、ポストシーズン中はオオタニの投球プログラムを停止することだった。もしオオタニがポストシーズンに登板する可能性があれば、それを変更する話し合いが必要になるだろうとロバーツ監督は認めた。指揮官は、どうなるか見てみようと語った」
  大谷がポストシーズンで登板する可能性がゼロではなくなった状況を受け、米ファンは「オオタニが投球できるようになれば、来年は6人ローテか」「ふたたび怪我をしないことを願っている」「ドジャースはオオタニの投手復帰を急がないでほしい」など反応していた。

 また、「3度目の手術となれば、もう投手はできないだろう」「ポストシーズンでのオオタニの投手復帰は、愚かな考えじゃないか?」「十分な準備もせずに投手で起用するのは間違っていると思う」など、ポストシーズンでの“投手”大谷の復帰に否定的な声も挙がっていた。

 米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者も、「オオタニは1年前に肘の手術を受けたばかりだ。ポストシーズンのリリーフ登板を1、2回するために、3度目の手術のリスクを負うのだろうか。もし投手復帰となればハリウッドの素敵なストーリーになるだろうし、実際にオオタニがこれまで常に周囲の予想を覆してきた。しかし、ポストシーズンでの登板は無謀以外の何ものでもない」と懸念を示した。

構成●THE DIGEST編集部

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