【NOAH】「俺は記録保持者」ワグナーが新王者・征矢に忠告 ナショナル前哨戦スタート

『SUNNY VOYAGE 2024』埼玉・春日部ふれあいキューブ(2024年9月16日)
○ダガ&イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr.&ガレノ・デル・マルvs征矢学&佐々木憂流迦&宮脇純太×

 10・14後楽園大会のGHCナショナル王座戦「(王者)征矢vsワグナーJr.(挑戦者)」に向けた前哨戦が、この日の春日部大会からスタートした。

 2日前に悲願のNOAHタイトル初戴冠を成し遂げたばかりの征矢。即座にワグナーJr.を初防衛戦の相手に指名し、1ヶ月後の王座戦が即日決まった。

 前哨戦第1ラウンドとなったこの日の春日部大会では6人タッグマッチで対決。赤いベルトを巻き、ことあるごとに情熱的な絶叫を繰り返した征矢が存在感を発揮したものの、ワグナーJr.もツーショルダーを脱ぎ捨てて自ら胸板をあらわに。そのまま場内外で徹底的に打撃戦を繰り広げて火花を散らし続けた。

 試合が終わっても、赤いベルトを掲げる征矢と場外で真っ向からにらみ合ったワグナーJr.。両雄によるナショナル王座戦は昨年の2・5後楽園大会以来で、前回は当時王者だったワグナーJr.がムーンサルトプレスで征矢の挑戦を退けている。

 返り咲きに燃える“アステカ戦士”は「征矢、俺は今、挑戦者だ。それはわかってる。だけど、忘れるな。俺はそのベルトをかつて持っていた。そして、俺はその記録を持っているんだ」と最多防衛記録(6)保持者のプライドをあらわに。「俺は絶対お前から目を離さないぞ。目を逸らさないからな」と情熱的に“ロックオン”した。

【ワグナーJr.の話】「征矢、俺は今、挑戦者だ。それはわかってる。だけど、忘れるな。俺はそのベルトをかつて持っていた。そして、俺はその記録を持っているんだ。俺は絶対お前から目を離さないぞ。目を逸らさないからな」

【征矢の話】「10月14日、後楽園ホール、正式に決まったな。もう前哨戦、今日から始まったぞ。今日からだ。強い強いワグナー、俺が逆指名しただけあるぞ。楽しみだ。心の底からよ、情熱が! 情熱が! 情熱が!! 燃え上がってくるぜ。ワグナーJr.、やっぱり最強だ。必ず俺が倒して、情熱的に! 情熱的に! 情熱的にぃぃ!! 俺がこのベルトを防衛するからな!」

【試合後のダガ、宮脇】

▼ダガ「いつも同じこと。今日も同じように俺が勝った。なぜならそれは俺がグレートだから」

※宮脇が姿を現すと

▼宮脇「クソ! クソ!!」

▼ダガ「なんだ? 何が言いたいんだ? わからない」

▼宮脇「ダガさん、負けた俺が言うのも…」

▼ダガ「スペイン語か英語で喋ってくれ。何が言いたいのかわからない」

▼宮脇「ダガさん、俺にチャンスをくれ。チャンスが欲しい。チャンスが欲しいんだ。ベルトが欲しい。チャンスが欲しいんだ、ダガさん!」

▼ダガ「俺は何のことだか、何を言っているのかまったくわからない!」

※ダガが去っていくと

▼宮脇「クソ。クソ!」

【憂流迦の話】「先日、負けた征矢学。今日タッグで組まれるのはちょっと酷ですね。だけど、今度は隣で情熱を感じて、得られるものが少しあった気がします。次、10・14後楽園ホール、ジョシュ・バーネットと組んで、船木さん、藤田さんと戦います。プロレスラーになってから、こういう風に組まれるのは、また新しい刺激が1つ生まれる気がします。10・14、必ずヒリヒリするような熱い試合になると思うので、ぜひ見に来てください」