BUZZ RICKSON’S 2024 FW COLLECTIONの注目商品をピックアップ。

秋冬シーズンも魅力的なラインナップとなったバズリクソンズ。その中でもとっておきのスペシャルピースをピックアップ。ヴィンテージのミリタリーウエアを深く理解し、その生産背景を再現できる高い技術を持つ、バズリクソンズだからこそ作れるものばかりだ。

JACKET, FLYING, SUMMER Type A-2 BUZZ RICKSON CLO. CO. BACK PAINT “ON THE MAKE”

秋冬シーズンも魅力的なラインナップとなったバズリクソンズ。その中でもとっておきのスペシャルピースをピックアップ。ヴィンテージのミリタリーウエアを深く理解し、その生産背景を再現できる高い技術を持つ、バズリクソンズだからこそ作れるものばかりだ。[ BR80654 / 28万6000円 ]

JACKET, FLYING, SUMMER Type A-2 ROUGHWEAR CLOTHING CO.BACK PAINT “MISS BARBARA”

ワイルドな表情を持つブロンコハイドを用いたA-2には、ウォーアートのアイコン的なピンナップガールが鎮座する。死と隣り合わせであり、常に精神をすり減らすパイロットは、故郷に残した恋人や癒やしを与えるピンナップガールを、自身のジャケットへ一心不乱で描くことが一種のマインドフルネスであった。胸には持ち主が所属していた第11重爆撃大隊章が付いている。[ BR80653 / 28万6000円]

SOUVENIR JACKET “BUZZ RICKSON’S” דKOSHO & CO.” SPECIAL EDITION 334th FTR. BOMB. SQ. CHITOSE JAPAN

テーラー東洋とのダブルネームとなった意欲作は、1950年初頭の朝鮮戦争時に活躍した第4爆撃戦闘航空団の第334爆撃戦闘飛行隊“イーグルス”に所属する兵士がオーダー。戦後は1ドル=360円の固定相場であったため、兵士たちは安価で豪華な刺繍をオーダーでき、これがスカジャン文化の大きな礎となった。背面には、当時の最新鋭ジェット機、F-86セーバーと、平和を願う思いが刺繍されている。リバーシブル面はシルバーのボディにジャパンマップの刺繍。[ BR15536 / 12万1000円 ]

JACKET, FLYING, INTERMEDIATE Type B-15C (MOD.) A.F. BULE B.RICKSON & SONS. INC 334th FTR. BOMB. SQ. “EAGLES”

各プロダクトには黄金期と呼ばれる、モノとしてもっとも成熟した時代があるが、フライトジャケットにおいては1950年代がスペック、パッチアレンジの豪華さにおいて頂点だった。それを体現しているのが、1951年に支給された米国空軍の象徴であるエアフォースブルーを纏ったB-15Cの当作だ。当時の日本で製作された334戦闘飛行隊のスコードロンパッチが施されているが、フライトジャケットを飾るパッチは、この時代をピークに小型化され、華やかさに欠けていってしまう。

【DATA】

バズリクソンズ(東洋エンタープライズ)

TEL03-3632-2321

http://www.buzzricksons.jp

(出典/「Lightning 2024年10月号 Vol.366」)