メガネ常用ライダーに朗報だ。ヘルメットを着脱する際にメガネのテンプルがスムーズに出し入れでき、さらに横方向の視界を広くし、レンズの端のほうで見ても視界が極力ゆがまないような曲率のレンズも選べるライダー向けメガネがあるのだ。

ヘルメット装着時の快適性が大幅にアップ。

日本では人口の約半分がメガネを使っているといわれている。となると大雑把に推測して、ライダーの約半数近くもメガネを装着していることになる。実際に大きなミーティングイベントの駐車場で見ていても、メガネを装着しているライダーの数は多い。そしてメガネを装着してヘルメットをかぶっているライダーの中には、愛用のメガネがヘルメットの形状と合わず苦労してるなんて人も少なくないだろう。

そんなメガネ常用ライダーに向けた“バイカーズ・グラス”を開発販売しているメガネ店があるのだ。店主が自らの経験をフィードバックして企画・設計し、発売開始からさほど経っていないのに熟成もしっかりと図られている。製造しているのは、メガネフレームの生産地として世界的に知られている福井県鯖江市の工場で、いわゆる信頼のおけるメイド・イン・ジャパンなのだ。

メールや電話での通信販売も受け付けているけれど、ベストなのは合わせたいヘルメットを持って埼玉県川越市の店舗に行くこと。そこで装着感などをチェックし、ヘルメットや頭の形状に合わせてテンプルの長さを調整したり先セル(テンプル先端の耳かけ部の樹脂製カバー)をセレクトしたりとパーソナライズしてもらうことができるのだ。

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心落ち着く場所で、自分にベストマッチした1本を。

店舗は小江戸・川越の古きよき大正時代を思わせる情緒あふれる大正浪漫夢通りに面していて、創業は明治10年、大正初年より現住所で営業を続けている老舗である。ほとんどのメガネが棚に仕舞われていて、店内に足を踏み入れても、一般的な眼鏡店とは異なる落ち着いたサロン的な空気がただよっている。ロータス7、カーボンフレームのロードレーサーが店内にあるのが、趣味人には心躍るポイントだ。検眼時に使うイスがスパルコなのは、実際にスポーツカーに乗った際のポジションで見え方をチェックするためという心づかいから。国家認定資格/眼鏡作製技能士1級を取得したスタッフが対応してくれるのも、高い信頼性につながっている。