これがライダー向けのオリジナルモデルだ。
現在ライダー向けオリジナルモデルは大別すると●バイカーズ・トリプルチタニウム●バイカーズ・W(ダブル)ツインチタニウム●風人(フウト)●ジェットチタニウムの4種類。価格は、バイカーズ・トリプルチタニウムのフレーム単体が2万7500円。度付きレンズ付き完成一式は3万5750円~。
バイカーズ・W(ダブル)ツインチタニウムがフレーム単体で2万3100円、度付きレンズ付き完成一式は3万1350円~。風人はフレーム単体が2万3200円。度付きレンズ付き完成一式は3万1450円~。ジェットチタニウムフレーム単体が2万7500円。度付きレンズ付き完成一式は3万5750円~となる。
オプションにバイカーズ・トリプルチタニウムとバイカーズ・W(ダブル)ツインチタニウムに装着できるフリップアップ式のクリップサングラスや全モデルに装着可能な前傾ポジション対応スライドパッドがある。 ライダー向けとはいいつつ、いずれのモデルも日常的に使えるデザインを採用しているので、気がつけばその使い勝手、フィット感から、フルタイムでかけているなんてことになるのではなかろうか。
バイカーズ・トリプルチタニウム
読んで字のごとく、3種類のチタンを使ってホールド感を追求したモデル。リムのブリッジ部には強い力がかかっても歪まないチタンキャストを採用し、テンプルはバネ性と形状記憶特性も有するβチタン、そのブリッジとテンプルをつなぐヨロイパーツがホールド感のキモとなっていて、柔軟なゴムメタルチタンとなる。
そしてレンズは、好みの見え方に合わせて大きさと湾曲率も選ぶことができるのだ。まさに究極のパーソナライズが可能な丈夫なメガネといえる。
リムがレンズを全周おおうトリプルチタニウム・Type Fもラインナップされている。
バイカーズ・W(ダブル)ツインチタニウム
リムのブリッジ部に強い力がかかっても歪まないチタンキャスト、テンプルにバネ性と形状記憶特性も有するβチタンという2種類のチタンを使い分けたフレームで、ヘルメットをかぶった際にもスムーズにメガネをかけたり外せたりでき、さらに装着時の快適性も追求しているのだ。
レンズはシャープなラインとスクエアなラインの2タイプから選べる。トリプルチタニウムよりデザインがオーソドックスなのが特徴にもなっている。
W(ダブル)のネーミングはテンプルが2本構造になっていることから。2本構造にすることで薄さとホールド性の両立を図っている。
先セルは大・中・小(左から)の3種類から選ぶことができる。メガネをかける際、タイトめなヘルメットでもテンプルをストレスなく差し込める小が一番人気だそう。
ジェットチタニウム
しっかりと耳後ろを抱え込み、さらにさまざまな方向へ調整可能な縄手のテンプルを採用しているのが一番の特徴。それによりメガネをかけたままジェットヘルメットをかぶったり脱いだりできるのだ。
フレームが細いため軽量で長時間かけていても負担が少ないのもポイントだ。さらに七宝といわれるフロントの縁の部分のみに色付けされているのがおしゃれだ。
リムの形状はクラウンパウントとボストンの2種類。最近はクラウンパウントが人気なんだそう。
風人
アセテート(プラスチック)ながら強度を落とさずに徹底した肉抜きをすることで、比較的軽いのが特徴。スタイルは60年代のモータースポーツシーンをオマージュしている。リムに入る「F」のロゴは、風人(フウト)の頭文字であるとともに、風速のマークも意味している。誰もが心地よく感じる風速2メートルの風が隠れたコンセプトになっている。
テンプルは段階的に細くかつ薄くなっている。軽くなるだけでなく、そのほうが頭とヘルメット隙間を通す際にも有利なのだ。
ヘルメットをかぶったときに干渉するようだったら、テンプルの長さをカットできるように中芯が短めになっているのだ。
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すべてに対応してくれるスライドパッドもある。
前傾ポジション対応スライドパッドは、通常時から約4mmパッド位置を下げられるので、スーパースポーツなど前傾ライディングポジションをとった際、メガネの位置を高めに移動して視界を確保することができるのだ。
【DATA】
カニヤ・アイグラス&スポーツグラスセクション
埼玉玉県川越市仲町3-24 大正浪漫夢通り
10時~19時(日曜、祝日は18時まで) 水曜&第3火曜定休
TEL049-222-0509
(出典/「タンデムスタイル 2024年10月号 Vol.268」)