2024年夏アニメも終盤に差し掛かってきました。70本以上のなかで、マンガ原作があり、アニメの評判も良い作品を3作品あげていきます。
TVアニメ『2.5次元の誘惑』第2弾キービジュアル (C)橋本悠/集英社・リリサ製作委員会
【画像】再現度高すぎ! こちらは実写版の『にごリリ』リリエルです
終盤に差し掛かる夏アニメに「さびしい」
2024年の夏アニメも終盤に差し掛かってきました。異世界ものからバトル作品まで70本以上の作品が放送中です。そのなかでもマンガが原作で、原作ファンからも高い評価を受けている作品を見てみましょう。
まずは、橋本悠先生の人気作『2.5次元の誘惑(リリス)』です。「ジャンプ+」で連載中の同作は「次にくるマンガ大賞2020 Webマンガ部門4位」に選ばれました。
主人公は、3次元の女子にまったく興味がないマンガ研究部の部長「奥村政宗(CV:榎木淳弥)」です。その奥村のもとへやってきたのは、奥村が愛してやまない2次元キャラクター「リリエル」になりたいと願う、女子高生の「天乃リリサ(CV:前田佳織里)」でした。
この作品の魅力はかわいい女の子だけでなく、好きなことへ費やす情熱が素晴らしい点でしょう。最初は、女の子のかわいらしいコスプレや、ラブコメ展開を求めて観始めた人も、だんだん作品の世界観へハマっていき、「続きが待ちきれない」と連載中のマンガ読み始めた人も見受けられます。
TVアニメ『2.5次元の誘惑』は、毎週金曜日夜22時30分よりTOKYO MXほかにて放送中です。2クール連続放送のため10月以降も作品を楽しめます。話数自体は10話程度なため、これを機に一気見してみるのはいかがでしょうか?
「ジャンプ+」発信の注目作といえば、アンギャマン先生の『ラーメン赤猫』もはずせません。同作は、インディーズ連載から徐々に人気を獲得し、通常連載へとこぎつけ、ついにアニメ化を果たした実力作品です。
舞台は、猫たちだけで切り盛りするラーメン屋「ラーメン赤猫」です。口数の少ないラーメン職猫の店長「文蔵(CV:津田健次郎)」のもとへ、人間の女性である「社珠子(CV:折原くるみ)」がバイトの面接に訪れたところから、物語は始まります。
ファンタジーでありながらも、「ラーメンに毛が入ってしまう」などネコならではの細やかな設定が、どこか現実味を帯びて1話観ると次回の放送が待ち遠しくなる作品です。ただ深夜にとてもおいしそうなラーメンが登場するため、リアルタイムでの視聴には注意が必要かもしれません。
TVアニメ『ラーメン赤猫』は、毎週木曜日深夜23時56分よりTBS系28局ほかにて放送中です。
最後は『ロシデレ』の愛称で親しまれている人気ライトノベル『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』(著:燦々SUN)です。
主人公は、高等部一年生の「久世政近(CV:天﨑滉平)」と、ロシア人の父と日本人の母をもつ容姿端麗の「アーリャ」こと「アリサ・ミハイロヴナ・九条(CV:上坂すみれ)」のふたりです。
普段は冷ややかな態度のアーリャですが、ある出来事を機に、隣の席の政近に興味を抱き、時折ロシア語でデレるようになりました。政近には分からないだろう、とデレていたアーリャでしたが、実は政近のロシア語のリスニングはネイティブレベルだったのです。
同作は当初、2024年の春アニメにラインナップされていましたが、放送開始目前に7月への延期が発表されました。放送開始時期が延長されただけあって、作画は申し分ありません。
この作品は、政近とアーリャの絶妙な距離感はもちろんのこと、本編放送後に流れるエンディング曲も楽しみのひとつでしょう。アーリャが「気まぐれロマンティック」や「ハレ晴レユカイ」、「ラブ・ストーリーは突然に」など、毎話、異なる曲を歌います。次回はどの曲が流れるのか、ワクワクしながら放送を楽しめそうです。
TVアニメ『時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん』は、毎週水曜日深夜23時30分よりTOKYO MXほかにて放送中です。