【写真レポート】駅直結商業施設「エミテラス所沢」 9月24日のグランドオープン前に内覧会を開催

 西武リアルティソリューションズと住友商事は9月18日、西武鉄道所沢車両工場跡地(埼玉県所沢市東住吉)を含む周辺一帯で開発を進めている広域集客型商業施設「エミテラス所沢」のメディア内覧会を開催した。グランドオープンは9月24日。

●1階フードコートは公園に隣接 3階には人気のファミリー向け店舗がずらり



 「エミテラス所沢」は西武池袋線・新宿線「所沢」駅西口から徒歩4分の駅前に位置し、ペストリアンデッキで駅に直結する2階がメインエントランスとなる。店舗数は142。所沢駅再開発のハード面の集大成として、都市と郊外の2つの魅力を享受できる「所沢スタイル」を創造・発信する拠点性の高い施設として位置付けており、西武線沿線の西武グループの商業施設としては最大規模、住友商事の商業施設としても「テラスモール湘南」(神奈川県藤沢市)に次ぐ、2、3番目の規模の大型商業施設となる。商圏範囲は周辺5キロ圏・自動車20分。

 2階中央には国内商業施設では最大級の547インチの大型LEDビジョンやムービングライト、スピーカーなどの設備を備えた吹き抜け空間「TOKOROZAWA e-CUBE」を設け、パブリックビューイングやイベント利用などを想定している。3階は主にファミリー・キッズ向けの店舗が充実したフロアで、キーテナントの「ジュンク堂書店」「ノジマ」「アカチャンホンポ」に加え、「DAISO」「Standard Products/THREEPPY」「島村楽器」「おかしのまちおか」「ソフトバンク・ワイモバイルショップ」「じぶんまくら」など人気のショップが並ぶ。

 独自の特徴として、1階に約1000席のフードコート「こもれびフードホール」、4階に屋上庭園「そらくもひろば」と一体化した「そらくもダイニング」を用意。また施設内に「西武鉄道所沢車両工場」跡地の歴史を未来へつなぐ“レガシー”として、本線と「西武鉄道所沢車両工場」を結んでいた「引き込み線」と西武鉄道が運転士の養成などで使用していた「2000系運転用シミュレータ」を設置。さらに、所沢車両工場で製造した「おとぎ電車」の蓄電池機関車を9月24日以降に1階外構部分に設置する予定。

 フロアガイドは「エミテラス所沢」の公式サイトで確認できる。なお、グランドオープンに先立ち、全12シアターのシネマコンプレックス「T・ジョイ エミテラス所沢」は9月20日から上映を開始する。