フランス生活の全てにおいて重要なのはコネ!→日本人だから得をした事とは?【フランスは今日も平常運転(7)】

フランス生活の全てにおいて重要なのはコネ!→日本人だから得をした事とは?【フランスは今日も平常運転(7)】

今回はフランスのパン学校で、インターン先のパン屋さんを探していた時のお話です。

インターン自体は学校のプログラムとして存在するのですが、受け入れ先は渡されたリストをもとに自分で探して受け入れて貰う必要がありました。

リストにあるパン屋さんに片っ端からメールを送っても、10通中1つでも何かの返事があればいい方で、インターン探しは本当に苦労しました。

私を含む生徒がインターン先探しに苦労していた際に、クラスメイトの1人がリストにないパン屋に行くという噂を聞いたのです。
ただでさえ無視される事がほとんどなのに、リストにも載っていないパン屋にどうやって入り込めたのでしょうか…?

話を聞きにいくと、彼は「リストのパン屋では満足できない!」と学校の事務に相談し、そこから先生のコネで知り合いのパン屋へインターンが決まったんだとか!

「そんなの裏口ルートってあり!?」ってなりますよね…?

フランス生活の全てにおいて重要なのはコネ!→日本人だから得をした事とは?【フランスは今日も平常運転(7)】

リストとにらめっこしながら文面を考え、祈る気持ちでメールを送り続けた自分の苦労を、先生のコネ一つで解決しちゃうなんて、フランスではコネ(とゴネ)が大事なんだ…と感じた瞬間でした。

そもそもお店に飛び込みで働き口を探すことも多いフランス。
アポもなく店に向かい「ここで働きたいんです!」と履歴書とモチベーションレターを渡すのは結構メジャーな方法で、私自身も仕事を探していた時にあちこちのお店に駆け込みました。

しかし、学生ビザの外国人の女(私)に世間はとても冷たく、仕事はなかなか決まりません。
結局フランスで知り合った、パン屋の販売スタッフとして働く日本人の知り合いのコネでようやくインターン先が決まったのでした。

その後、彼女の勧めでネット上の日本人コミュニティに入会してみると、このコミュニティがすごかったのです!
「不用品譲ります・日本人の入居者を探しています」なんて話だけでなく、「レストランスタッフ募集」などの求人情報や「大葉、お分けします」という海外に住む日本人にしかありがたみの分からない投稿まで!

私も住む部屋はこのコミュニティを経由して決める事が出来て、とても助かりました。

そこで実感したのは、コネと同時に「日本人」という肩書き(国籍)の持つ力で、「日本人なら綺麗に使う・日本人なら真面目に働く」という信頼が部屋の貸主や店のオーナーにあったのです。

フランスで信頼を積み上げてきた先輩たちに感謝しつつ、今後もこの日本人の信頼やコネクションを失わないように私自身もしっかりしなければと何度も思わされたフランス生活でした。

さて次回、コロナ禍のフランスで体調不良になった私が行った、病院での驚くべき光景は下の関連記事からチェック!