ブロック玩具のレゴブロックを展開するレゴグループは9月18日、F1と複数年のグローバルパートナーシップを締結したことを発表した。
これまでにも、様々なF1モデルを販売してきたレゴ。子供が楽しめるようなカジュアルな製品から、大人も唸らせる本格的な製品まで、様々な層にリーチしている。最近では、メルセデスW14のモデル化に際して、約19万ピースで構成された原寸大のレゴがF1日本GPの会場で披露されたことでも話題となった。
そしてこの度、レゴはF1と正式なパートナーシップを結ぶことになる。近年はF1ファンが増加しているだけでなく、特に若年層の人気が世界的に拡大している。レゴはこの提携を通じて「若者やファミリー層へF1やモータースポーツの世界をより身近にするとともに、イノベーション、テクノロジー、エンジニアリングの分野を促進し、包括的な取り組みを目指す」としている。
具体的には、F1に参戦する全10チームをモデルとした製品の発売が予定されている他、未就学児から若年層、そして大人に向けた幅広い製品が作られるという。さらにシーズン中のレースでは、ファンが実際に体験できるアクティビティの提供も予定されている。
レゴグループのチーフ・プロダクト&マーケティング・オフィサーのジュリア・ゴールディンは、プレスリリースにこうコメントした。
「レゴグループには、過去に多くのF1マシンをレゴブロックで再現してきた誇らしい歴史があります。この新しいパートナーシップは、レゴブロックの遊びと組み立て体験を通じて、モータースポーツの魅力をファンの皆さんにさらに身近なものにしてくれると信じています」
「レゴブロックが持つクリエイティビティと創造力によってF1の魅力をさらに高めてくれることでしょう。私たちは、両ブランドのファンにこの素晴らしいパートナーシップによって、自宅でもレースでも同様に新しい機会を提供できることを楽しみにしています」
そしてF1のチーフ・コマーシャル・オフィサーであるエミリー・ブレイザーもコメントを寄せ、協業による期待感を述べた。
「レゴブロックは、世界中の何百万人もの子どもたちや大人たちに創造性のきっかけを与え、ものづくりへの情熱をもたらしてきました。今回のパートナーシップにより、レゴブロックでF1の世界を再現した遊びを通して、このスポーツを支えるメカニズムやテクノロジーの複雑さを深く掘り下げることができます」
「私たちは、レゴグループの情熱的なネットワークにF1の持つドラマと興奮をもたらすことで、F1ファンに対し、友人や家族とこのスポーツを楽しむための新たな手段を提供できることを楽しみにしています」