05…民間モデルとは?
基本的に迷彩柄は、着用する土地の植生や色彩感覚により、各国の軍隊に所属する者によってデザインされる。その一方で国や軍隊ではなく、民間企業がデザインした迷彩パターンが傭兵部隊などに採用されることもある。
2002年にアメリカの「クレイ プレシジョン社」が発表したマルチカム。幅広い環境下で使用できるように設計された汎用性の高さが魅力で、無許可のコピー品も含めて世界各国で広く使用されている。アメリカ軍での本格的な採用こそ見送られたものの、一部の特殊部隊で採用され、その後英国軍など各国での採用が進んだ。左のパンツは同社のマルチカムを元にアメリカ陸軍で採用されたOCU迷彩のカーゴパンツ。
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06…世界各国のカモ柄パンツ。
アメリカ軍だけでなく、世界には様々なカモ柄のパンツが存在する。 ここではいま買うことのできる5つのパターンをピックアップ。問い合わせ/ワイパー TEL092-791-5252 https://www.waiper.co.jp/
イギリス/DPM迷彩
英国を代表するパターンは洗練された印象。サイドアジャスターでウエストの調整が可能だ。6380円
ギリシャ/リザード迷彩
フランス軍のリザードカモを元に製作された派生型。素材はコットンポリのリップストップ。7480円
フランス/中央ヨーロッパ迷彩
米軍のウッドランド迷彩に比べて、落ち着きのあるカラーが特徴。シルエットはやや細め。8580円
イタリア/サンマルコ迷彩
1929年に導入され、歴史上初めて量産された迷彩柄ともいわれる。膝のキルティング補強など個性的なデザイン。5500円
ベルギー/ジグソー迷彩
1956〜’58年に主に特殊部隊と空挺部隊によって使用されたパターン。平織りのコットン素材で、1年中着られる。7480円