07…まだまだある世界の迷彩。

前項で挙げた以外にも、まだまだ存在する迷彩柄。ここでは柄や配色が特徴的な6カ国のパターンを紹介する。

ブラジル/リザード迷彩

濃淡のはっきりしたリザードタイプ。構成の細かさに、植生の特異性を見て取れる。

スイス/ライパーマイスター

ナチスドイツが採用したまだら模様の迷彩。名称は開発者の名前に由来するとされている。

スウェーデン/ウッドランド迷彩

大柄で幾何学的な折れ線を駆使したグラフィカルなパターン。シンプルで落ち着いた印象。

ドイツ/フレック迷彩

二次大戦時のナチスに端を発するドットで構成されるパターン。別名、フレクター迷彩。

オランダ/アフガン迷彩

アフガニスタン派兵に際して生まれたパターン。彩度の高い、5色のカラーリングが特徴。

オーストリア/ドットパターン迷彩

“ドット”のような細かいパターンが特徴。早い時期から迷彩柄を取り入れた国のひとつ。

 

(出典/「Lightning 2024年10月号 Vol.366」)