結婚発表が話題となった人気お笑いコンビ・金属バットの友保隼平。照れ隠しか、芸人の性か、真相をはぐらし続けてきた男の「結婚」について核心に迫る。「お相手の女性は?」「結婚の決め手は?」「プロポーズの言葉は?」「家族への挨拶は?」。連載中の媒体のよしみでそのプライベートに切り込んだ。(全3回の3回目)
「ハイボールとポテチ」中心の食生活からメシを食うように
—友保さんのご結婚の件、土足で入って聞かせていただきます。奥様はどんな方なんですか?
友保 なるほど……皆さんに伝わるように、わかりやすく動物とかでたとえたほうがいいですよね。はい、あれですね、手ぇ入れたらドクターフィッシュめっちゃ寄ってくる感じですかね。
—え。どういうこと。え?
友保 あ、伝わんない。
—ドクターフィッシュ?
友保 わかりました。サザエさんで言うと早川さんレベルは超えてますね。
—友保さん的ナンバーワンいい女、タイコさんは超えてます?
友保 タイコは無理でしょ。 タイコはアンジェリーナ・ジョリーですからね。
—それにしても芸人にとって結婚はどのように仕事に作用するのか。もしかしてやりにくくなることも出てくるのでしょうか。
友保 どうなんすかね。おらんほうがいいっすけどね、どう考えても。おらんほうがいいでしょ。
—そうですか。でも、ご夫婦やご家族を売りにされている方もいます。
友保 そうすね。カジサックさんとか。
小林 エハラマサヒロさんとか。
友保 大花(大助花子)師匠とかもそうやろな。
—ご家族がいらっしゃると発言も気をつけないといけなくなりますもんね。よく言われるのが、たとえば風俗の話とかしづらくなると。
友保 そうなんすよ。それみんな言うじゃないですか。「結婚してから風俗行かへん」ってなるんすけど、そもそも行ってないから。カネないし。
—なるほど。
友保 なんでチ●コしごかれんのに、金払わなあかんねん。俺、昔日給8000円でやってたのに……。ただ、家帰って米炊けてるにおいしたらドキっとしますけどね。ほんまかいなと思います。大体ハイボールとポテチ買うて帰ってたんが。「俺、メシ食うんか」って。
小林 でも、なんか大自然のロジャーが僕らのネタ見てて、終わってから「2人とも結婚して、絶対におもろなりました」って言われたよ。
友保 ロジャーはそういう、ちょうどいい優しいこと言うねん。あいつは。
小林 「全部に説得力が出た」って。これはななまがりの森下さんにも言われたな。「1個根っこに『こいつら実は真面目なんだぞ』っていうのがあるから説得力が出る」って。変な人じゃないっていうのがあるんで。
—「説得力が出た」ってとてもいい言葉ですね。
友保 情けねえと思いますけど、ほんとに。毎回ちゃんと洗ってあるコップで水飲んでんの、ヘンやなと思いますけど。いつも「これ何日洗ってなかったっけ?」って思いながら水飲んでたのに。
小林 俺はそもそもコップ使わんけどな。ペットボトルに口つかんようにして飲む。
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結婚の決め手は?
—結婚の決め手として、「趣味が合う」というのもよく言われることですが…。
友保 そうっすね。僕の趣味は「おっぱい舐めること」なんですけど。
—(笑)。よく「本当に好きな人とは結婚しないほうがいい」みたいなことを言う人もいるじゃないですか。
友保 ああ、キ●タマないやつでしょ、それ言うのは。
—あれキ●タマないから言うんですね。
友保 俺はキ●タマないんで、それも言いますけど。
小林 言うんかい。
友保 空気みたいな存在がいいんだ、なんてね。オーガニストなんで僕は。
—ここまでで読者の皆さんが聞きたい話は聞けてますでしょうか……。
小林 そもそも何が聞きたいのか(笑)。
—やっぱり結婚しても金属バットは変わらないよっていうメッセージがほしいのでは?
友保 いや、すいません。俺、変わっちゃいましたよ。聞いてくださいよ。俺、昨日痛感したんすよ。
—なんですか。
友保 昨日、都内でホテル泊やったんすよ。だから、家からバブ(入浴剤)持ってきて。昔いただいたバブなんですけどね。それがとんでもなく強いバブで、強炭酸のもう一個上の。いつもよりデカいみたいな。これはちょっと無駄にできへんな思て。で、バブって浴槽で浮いてくるじゃないですか。でも、浮かんでこないな思て見たら、俺、お尻の下に敷いてたんです。
—お尻でバブを封鎖した。
友保 そうそう、ちょうど穴の手前で止まって。それ暑い日用のバブやから、冷たいんですよ。俺ね、今、ア●ル低温ヤケドしてます。変わっちゃったよ、俺も。新宿の夜景見ながらア●ル低温ヤケドして。
—それはどの辺りが「変わった」のでしょうか。
友保 バブをお尻で受け止めちゃうぐらい情けなくなりましたよっていう。
小林 それ、俺小学校からやってたけどな(笑)。
友保 ほんまか。これまで俺、背中でやってたんすよ。背中で止めて炭酸集めてブってやって、ボーンっていうんで笑ってたんですけど。今はもったいないってケツにちょっと挟んでね……。
—結婚する前は違っていたと。
友保 俺なんか暴れん坊やったんで。マサカリ担ぐようにバブを背中になぞらしてた男が、今じゃア●ル低音ヤケド野郎ですわ。
—それは変わっちまいましたね……。結婚はやはり芸風を変えてしまうものなのでしょうか。
友保 いや、芸風は変わらない。やっぱ目の前の人を笑かすだけ。これが仕事なんで。
—既婚者となられたお二人から後輩に伝えたいことはなんでしょう。
友保 お笑いは夢あるぞ。いいネタ書いて頑張れよ。