『AEWダイナマイト』が現地時間18日ペンシルベニア州ウィルクスバリで行われ、オカダ・カズチカがヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ウィル・オスプレイがKONOSUKE TAKESHITA&カイル・フレッチャーとそれぞれ組んでの再会対決が実現。オスプレイがフレッチャーとの好連係でマシューを破り、AEWタッグ王座前哨戦を制した。
オカダとオスプレイはともに今年2月、新日本を退団し、AEW所属に。現在、オカダがAEWコンチネンタル王者、オスプレイがAEWインターナショナル王者に君臨している。2022年のG1優勝戦を筆頭に、かつて新日本で激闘を繰り広げた二人の再会対決がこの日、実現した。
しかもオカダはAEW世界タッグ王者・ヤングバックスと王者トリオを結成。オスプレイはTAKESHITA&カイル・フレッチャーと組んで激突する豪華カードがこの日のメインに組まれた。オカダとTAKESHITAは9・7シカゴ大会『オールアウト』におけるコンチネンタル王座4WAY戦で初遭遇したばかり。9・25ニューヨーク大会『AEWグランドスラム』でタッグ王座戦を控えるヤングバックスとオスプレイ&フレッチャーは前哨戦となった。
序盤からオカダとオスプレイの顔合わせに。TAKESHITAが求めるタッチを拒んだオスプレイはオカダがショルダータックルでなぎ倒しても、高速ロープワークからのコルバタで先制した。するとTAKESHITAがオスプレイの背中を叩いて試合権利を強奪。オスプレイが不服そうに詰め寄ると、オカダは二人を鉢合わせに。オカダ&ヤングバックスがロープ越しサマーソルトドロップを3人同時に決めたが、オスプレイ&TAKESHITA&フレッチャーもプランチャの3人同時発射で応戦した。
その後もオスプレイとTAKESHITAの間に不穏な空気が漂う中、今度はオカダとTAKESHITAが向き合った。得意のエルボーを連発して押し込んだTAKESHITAはフライングラリアットを発射。ブレーンバスターで軽々とオカダを引っこ抜き、ダイビングセントーンを放ったが、続くブルーサンダーはオカダが阻止。DDTで突き刺して一矢報いた。
だが、TAKESHITAのDOI555で動きを止められたオカダは、オスプレイ&TAKESHITA&フレッチャーのトリプルスライディングキックを食らってしまう。ヤングバックスがダブルトラースキックで加勢しても、TAKESHITAが両腕ラリアットで蹴散らしたが、オカダは正面飛びドロップキックをお見舞い。リバースネックブリーカーでTAKESHITAをもん絶させた。
終盤にはオカダがTAKESHITAにダイビングエルボードロップを投下。オスプレイとはオスカッターとレインメーカーを読み合った。混戦模様に突入すると、オカダはTAKESHITAにドロップキックを発射。続くレインメーカーは空を切り、TAKESHITAがブルーサンダーで叩きつけ、トペコンヒーロを発射した。
最後はオスプレイ&フレッチャーが合体バスターでマシューを料理。豪華6人タッグ戦はオスプレイ&TAKESHITA&フレッチャーに凱歌が上がった。タッグ王座前哨戦を制した形となったオスプレイは試合後、TAKESHITAに握手を求めたものの、TAKESHITAは応じず。最後まで両者の間に不穏なムードが漂った。