”MP4”の伝説が復活。マクラーレン、セナやプロストがドライブした黄金期のカラーリングを纏い、シンガポールGPを戦う

 前戦アゼルバイジャンGPでオスカー・ピアストリが勝利を手にしたことで、F1コンストラクターズランキングで首位に立ったマクラーレン。今週末のシンガポールGPでは、かつての常勝時代を彷彿とさせる”レジェンド・リボーン・カラー”をマシンに施し、戦うことになった。

 この特別カラーリングは、マクラーレンと同チームの公式パートナーであるOKXが共同してデザインしたもの。1981年から1996年までマクラーレン”MP4”時代を称えるカラーリングで、いわゆるマールボロ・カラーを再現している。ただかつて赤で塗られていた部分は、現代のマクラーレンのマシンを彩るパパイヤ・イエローに置き換えられている。

 マクラーレンMP4がマールボロ・カラーで塗られていた時代、ニキ・ラウダやアラン・プロスト、アイルトン・セナらが同チームのマシンで活躍。ポルシェやホンダのエンジンを搭載し、数々のタイトルを獲得した。まさに黄金時代と言える。今回のカラーリングには、当時のマクラーレンのマシンをドライブした13人のドライバーの名前が入れられるという。

 マクラーレン・レーシングの最高マーケティング責任者であるルイーズ・マキューエンは、次のように語った。

「OKXと共同で、シンガポールで3つ目となる特別カラーリングを復活させることができ、とても嬉しく思う」

「”レジェンド・リボーン”は、新旧のファンを結びつける形で、マクラーレンの象徴的な歴史を祝い、称える素晴らしい方法だ。今年のセナ・キャンペーンに都築、このカラーリングはOKXとのパートナーシップをさらに体現するものであり、マクラーレンのファンとOKXのお客様に向け、世界中のユニークなストーリーテリング・キャンペーンを提供し続ける」

 ついにコンストラクターズランキング首位に立ったマクラーレン。伝説のカラーリングを見にまとい、1998年以来となるコンストラクターズチャンピオンに輝くためにさらに前進することができるだろうか?