9月19日、園田競馬場で行われた11R・兵庫ジュベナイルカップ(2歳・ダ1400m)は、赤岡修次騎乗の4番人気、ラピドフィオーレ(牡2・兵庫・田中範雄)が快勝した。2馬身差の2着にキミノハート(牝2・兵庫・吉見真幸)、3着にジーニアスレノン(牡2・兵庫・保利良平)が入った。勝ちタイムは1:31.8(良)。
1番人気で長谷部駿弥騎乗、マオリ(牡2・兵庫・長南和宏)は、10着敗退。
最内枠のキミノハートが積極策に出て、断然の1番人気に押されたマオリは外の2番手で掛かり気味の追走。比較的ペースは速めで、先行集団を射程圏に置いて運んだラピドフィオーレの3コーナー捲りが炸裂して2馬身差の快勝。
1着 ラピドフィオーレ
赤岡修次騎手
「ビデオを見ると力はありそうだけど、それ以上にクセがあるなと(笑)。きょうはゲートを出たし流れも向いて手応え抜群でしたが、ちょっとしたことで暴発しかねない怖さがあります。それが魅力と言えば魅力なんですが。上手く育ってくれれば相当なレベルまで行けるのでは。きょうみたいな勝ち方ができる2歳馬は少ないですから」
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吉村「将来性は感じる」
2着 キミノハート
吉村智洋騎手
「スタートが良かったし二の脚も利いたので行きました。前競りの形になって展開が勝ち馬に向いたことを思えば踏ん張ってます。将来性は感じるので、今後の成長に期待ですね」
3着 ジーニアスレノン
広瀬航騎手
「乗りやすい馬なんですが、砂を嫌がってスムーズさを欠いた。それを思えば最後は伸びてるし時計的にも悪くないのでは」
4着 イザグリーンライト
山本咲希騎手
「流れ次第でやれると思ってましたが、きょう結果は完成度の差でしょう。砂を被っても大丈夫だし、終いは確実にくる2歳馬は少ない。焦らずに成長を待ちたい」
5着 レイナボニータ
永井孝典騎手
「使うほどに良くなってます。教えることが多いけど、いいモノを持ってるんで精神面がしっかりしてくれば楽しみです」
6着 ビーチボーイ
下原理騎手
「どんなレースでもできるけど決め手に欠ける。展開も向きませんでした。もう少し前向きさが欲しいですね」
7着 ジューンコメット
鴨宮祥行騎手
「スタートも出泣か合ったし本調子じゃなかったかも。止まったけど見せ場は作ったし、良くなれば走ってくると思います」
8着 エロイムエッサイム
松木大地騎手
「馬が幼い。ゲートで気が入りすぎて集中して走ることができませんでした」
10着 マオリ
長谷部駿弥騎手
「2番手で相手に合わせて走ったのでリズムが狂った。経験の差が出てしまいました」
ラピドフィオーレ 4戦3勝
(牡2・兵庫・田中範雄)
父:ホッコータルマエ
母:ナナヨンハーバー
母父:タイムパラドックス
馬主:木村公子
生産者:カミイスタット
【全着順】
1着 ラピドフィオーレ
2着 キミノハート
3着 ジーニアスレノン
4着 イザグリーンライト
5着 レイナボニータ
6着 ビーチボーイ
7着 ジューンコメット
8着 エロイムエッサイム
9着 チャンピオンセーラ
10着 マオリ