SmallHDから「BURANO」「FX6」対応のカメラコントロールライセンスが間もなく登場
もう1つ、Creators EdgeのRAIDブースで気になったのは、SmallHDのソニー「BURANO」「FX6」用オプションカメラコントロールライセンスの展示だ。
SmallHDのモニターは、モニターからカメラコントロールが可能になる有料オプションをラインナップしている。そのカメラコントロールに、今後「BURANO」「FX6」対応が登場する。つまりカメラ上に乗せて監視用モニターとして使いつつ、さらにモニターからBURANOやFX6カメラコントロールも対応するようになる予定だ。
カメラコントロールは、別途ライセンスキットの形で販売が行われている。現在、ARRI用、RED DSMC2用、RED RCP2用、ソニー VENICEシリーズ用の4種類を販売中だ。
撮影関係のメニュー項目を操作することでカメラコントロールが可能だ。ユーザーはカメラボディから煩わしい操作をメニューから潜っていかなくても、モニター上で直感的に操作することができるようになる。
SmallHDの対応機種については、現行機種であればライセンスの付与が可能だ。ただしソニーFX6のカメラコントロールはLANコネクターで通信を行うために、SmallHD側にLANコネクタを備えたモデルが対象となるかもしれない。詳細については、正式発表の情報を確認してほしいとのことだ。
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「RAID映像機器展」はユーザーサポートを目的として開催
次に、全国で開催中のプライベートショー「RAID映像機器展2024」について紹介しよう。当記事では、北陸放送機器展2024に併せて開催した「RAID映像機器展2024 in 北陸」を取材した。
「RAID映像機器展」は三大都市圏の放送機器展に足を運べない方向けのイベントと思われがちだがそれは違う。ユーザーサポートを目的として開催しているという。
RAID映像機器展では、REDのカメラユーザーを対象にカメラクリーニング、SmallHDのモニターユーザー対象にモニターキャリブレーションを無償で行う。取材時に訪れた「RAID映像機器展2024 in 北陸」でも、ケーブルテレビ局からREDのクリーニングの持ち込みがあった。
本来は、クリーニングやモニターキャリブレーションはRAIDの窓口への郵送で対応となるが、業務で使用中の機材の発送は難しい。だったら、RAIDが全国を回って出張サポートの機会を設けようというのがRAID映像機器展開催の真骨頂であるという。
機器展会場に入って驚いたのはおもてなしの豪華さだ。ホテルのバイキングスタイルのサンドウィッチとポテト、コーヒーが用意されており、じっくり実機に触れて体験したり、話を聞くことが可能になっていた。