『SUNNY VOYAGE 2024』新宿FACE(2024年9月21日)
拳王が自身のYoutubeチャンネル『拳王チャンネル』出身の小田嶋に胸を貸した。
ちょうど1週間前にデビューしたばかりの小田嶋。小学生時代からNOAH入門を志し、一度不合格となっても諦めず、『拳王チャンネル』内で行われた新人オーディション(昨年11月)で見事合格を果たした。
その拳王と小田嶋の一騎打ちが早くも実現。デビュー3戦目の小田嶋は、アマレス仕込みのタックルなどで果敢に攻め込んだものの、拳王も容易にスリーパーで絡め取る。軽々とショルダータックルでなぎ倒し、ボディスラムで投げつけて「来い!」と反撃のフォアアームを真っ向から受け止め続けた。
さらに試合中にはセカンドロープが外れるアクシデント。それでも小田嶋はキャメルクラッチを必死にエスケープすると、ドロップキックを連発するなどして最後まで必死に“恩人”に食らいついたものの、拳王も回転地獄五輪やデッドエンドの“本田多聞殺法”は許さず。逆にジャーマンで投げ捨てるや、最後は強烈な右ミドルキックからの蹴暴で完璧な3カウントを奪い去った。
健闘を称えた拳王は握手を求めたものの、小田嶋は悔しげにその手を張り飛ばして拒否。それでも逆にその負けん気に拍手を送った拳王は「痛いな。今まではオーディション、審査員と受験生の関係性。でもリング上がったらライバルだよな。お前のハートは間違ってないぞ。いつでも俺の前に立ってみろ。いつでも叩きのめしてやるからな。お前のハートはプロのレスラーのハートだな。これからが楽しみだな」と称賛し、“発掘者”としてその将来性に胸を高鳴らせた。
【拳王の話】「いやいや、小田嶋大樹。痛いな、最後の握手してたら払う? そうだよな。今まではオーディション、そしてオーディションの審査員と受験生だったけど、リングに上がったらそうだよな、もうライバルだもんな。お前のハートは間違ってねえぞ。いつでも俺の前に立ってみろ。いつでも叩きのめしてやるからな。おい、小田嶋。お前のハートはプロのレスラーのハートだ。これからが楽しみだな。ああ、痛いな」