プロ機材ドットコム「BIRTVコーナー」で中国・最新機材を探索。今注目の照明、配信、撮影機材はこれだ![北陸放送機器展2024]Vol.18

フェイストラッキングに対応するハイコストパフォーマンスな電動雲台


フェイストラッキング付きで約1万円前後で購入できる電動雲台だ。360°のパンと上下35°のチルトをリモコンで操作可能。雲台のカメラに向かってゼスチャーを送ると自動的にフォローショットしてくれる。PTZカメラを買わなくても、所有のカメラで自動追跡撮影が可能になるのは便利だ。

リモコンで角度の操作が可能

ワンマン撮影の際に、モニターを見ると「上半身のアングルがズレている」、スイッチャーの卓からは「カメラの角度をちょっと動かしたい」という場合がある。しかしカメラの微妙な角度修正は、大変面倒である。そんな悩みを、この電動雲台が解決してくれそうだ。

雲台に向かって「OK」のゼスチャーで追尾がスタートする

雲台に向かって「待て」のゼスチャーで追尾がストップする

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ワンカメでリッチな映像制作を実現できる4Kバーチャルマルチカムスイッチャー「MC-4K」


SPROLINKは、中国のProAV業界で話題のメーカーだ。放送関連の機材も手掛けており、その中でも4Kバーチャルマルチカムスイッチャー「MC-4K」はかなり面白い。5.5インチタッチスクリーンを内蔵し、1つの4K入力の広い映像から4つのバーチャルクローズアップショットを制作できる。つまり、1カメで4カメ相当の撮影ができてしまう。

例えばスタジオで4人の対談を撮影するとする。4人の登壇者をまとめてワンカメ4K撮影して、4人にそれぞれにアングルを設定する。オペレーターさんはその都度切り替えることによって、マルチカメラを設定できる。

また、通常のマルチカメラは複数台現場に持ち込むのは困難で、カメラの色の調整も手間がかかる。それが1台で済むので、セッティングの早さも特徴としている。