スマックダウンが現地時間6日、カリフォルニア州サクラメントで行われ、10・5『バッドブラッド』でのタッグ結成を前にコーディ・ローデスとローマン・レインズが対面。レインズは「すべて終わったら、それは返してもらう」と通告し、ブラッドライン討伐の先に統一WWE王座返り咲きを見据えた。
先週、ソロ・シコア&ジェイコブ・ファトゥからタッグ対決を要求されたコーディ&レインズは契約書にサイン。レッスルマニアで統一WWE王座戦を2年連続で争った両者の豪華合体が10・5『バッドブラッド』で実現することになった。
タッグ結成を2週間後に控えたこの日、二人はレインズの母校であるジョージア工科大学にあるスタジアムのグラウンドで対面した。「お前、この試合、何も得しないぞ。お前にはリスクしかない。失うものが何もないヤツらを相手にするんだ」と投げかけたレインズは「ヤツらはやりすぎた。ジミー(ウーソ)が消され、賢者(ポール・ヘイメン)も失った。ブラッドラインは奪われ、ウラファラ(一族の長の証である赤いレイ)もヤツらの手に渡った。俺も失うものはない。何も背負っていない状態は久々だ」と続けた。
「背負っているのはお前だ」と語りかけられたコーディは「失うものは何もないって? 確かにそうだな。WWEを見渡してみろ。一族の長はいる。お前ではないがな。WWE王者もいる。これもお前ではない。自分の血族も倒せない。じゃあ目の前にいる、この男は誰だ? WWE史上一番観客を動員する男? レッスルマニアのメインイベントを約束されている男? 違うな。かつてローマン・レインズだった男だ」と返答。レインズから「何が言いたい? とっとと言え」と求められると、「そうだな。約束してもらおう。試合では俺と共闘すると約束しろ」と迫った。
統一WWE王座を巡って長きにわたって抗争を繰り広げてきた両者だけに、タッグ結成がすんなり成立するか不安視されるところ。するとレインズは「約束しよう。共闘してやる」と言い切りコーディに向かって「だが、すべて終わったら、それは返してもらう。俺のものだ」と通告。ブラッドラインに制裁を下したその先に、統一WWE王座返り咲きに乗り出す構えをみせた。
その後、コーディはメインの「ケビン・オーエンズ&“ストリート・プロフィッツ”モンテス・フォード&アンジェロ・ドーキンスvsジェイコブ・ファトゥ&タマ・トンガ&トンガ・ロア」の試合後に登場した。オーエンズがブラッドラインの集団暴行を受けていると、リングに駆け込み、ファトゥにコーディカッターをさく裂。盟友・オーエンズを救出するとともに『バッドブラッド』でのタッグ対決へ向けてブラッドラインにクサビを打ち込んだ。
今回のスマックダウンの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。