MotoGP第14戦エミリア・ロマーニャGPのMoto3クラス予選で初ポールポジションを獲得した古里太陽(Honda Team Asia)は最高の気分だと語った。
エミリア・ロマーニャGPは前戦サンマリノGPと同じくミサノ・サーキットでの開催となっている。サンマリノGP予選で古里は3列目の9番手だったが、エミリア・ロマーニャGPの予選では躍動してみせた。
古里はプラクティスの総合タイムで19番にとどまり、予選はQ1からの参加だった。しかしQ1を3番手タイムで突破すると、続くQ2では前半からポイントリーダーで暫定トップにつけたダビド・アロンソ(CFMOTO Gaviota Aspar Team)に0.047秒差のタイムをマーク。フロントロウを争えるペースを示した。
そしてラストアタックでは1分40秒394をマークし、暫定トップタイムを更新。これが決め手となり、キャリア初ポールポジション獲得を果たした。
古里はプラクティス2の後にマシンの調整に取り組み、抱えていた問題を解決する事ができたとコメント。予選初ポールポジションは”最高の気分”だと言い、翌日に控える決勝レースに向けて意気込んだ。
「今日の結果にはとても満足しています。プラクティス2は少し残念なスタートになりましたが、セッションを終えるとすぐに私たちはこの状況を好転させるため、懸命にマシンのファインチューンに取り組みました。その結果、マシンの問題を解決することができ、予選を通してマシンのフィーリングはとても良くなりました」
「特に予選Q2での走りには満足しています。そして、なんといっても初めてのポールポジション獲得は最高の気分です。しかし、本当に重要なのは決勝での結果です。明日は集中してベストを尽くします」
なお古里のMoto3クラスでのベストリザルトは2位。前戦サンマリノGPではトップグループで優勝を争った末の4位だったが、ポールポジションという絶好のスタート位置を初優勝につなげることができるか、決勝レースは目が離せなくなりそうだ。