『ONE PIECE(ワンピース)』では、「麦わらの一味」に仲間が加入すると「1人目」「2人目」と入った順番でサブタイトルが付けられました。しかし、仲間になったにも関わらず、そのサブタイトルが付けられなかったキャラもいます。今後、この法則に進展はあるのでしょうか?



ロビンとルフィが描かれた『ONE PIECE Eternal Log “WATER SEVEN”』(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

【画像】実はまだ仲間じゃない? こちらはサブタイトルが付けられていない麦わらの一味です(4枚)

カギを握るのはサウロとの再会?

 人気マンガ『ONE PIECE(ワンピース)』では、「麦わらの一味」に仲間が加入すると、その話には「〇人目」というサブタイトルが付けられました。例えば、「ロロノア・ゾロ」が仲間になった第6話では「1人目」、「サンジ」が仲間になった第68話では「4人目」といった形です。

 しかし、ここ最近加入した「ジンベエ」やずいぶん前から仲間である「ニコ・ロビン」などに「〇人目」のサブタイトルが付けられず「尾田先生は〇人目のサブタイトルを忘れているのでは?」「飽きちゃったのかな」という声があがっていました。

 ただ、第1121話で「時代のうねり」というサブタイトルが使用され、再び「〇人目」への期待が高まっています。「時代のうねり」とは、第100話の冒頭で海賊王「ゴール・D・ロジャー」の言葉として掲載されたもので、およそ1000話ぶりに回収されました。ことによって「尾田先生は昔のことを忘れているわけではない」「〇人目のサブタイトルも忘れられてなくて復活する可能性があるのでは?」と期待する読者が増えています。

 まず、「〇人目」のサブタイトルが付くのは、麦わらの一味に仲間が加入した瞬間というわけではありません。例えば、航海士の「ナミ」は第8話に「モンキー・D・ルフィ」に「私と組まない?」と持ちかけ、船に乗りました。しかし、第8話は「2人目」というサブタイトルではありません。

 実際にサブタイトルが「2人目」となったのは、魚人の「アーロン」から本当の意味で救われた第94話でした。

 同じように、物語の序盤から麦わらの一味に加入していた「ウソップ」も「ウォーターセブン編」で一度麦わらの一味を脱退しますが、その後ルフィとの仲直りを経て船に戻ったときに、サブタイトル「3人目」がつけられました。

 しかし、麦わらの一味にはいまだに「〇人目」のサブタイトルがつけられていないキャラがいます。そのなかでも多くの読者が気になっているのがロビンではないでしょうか?

 ロビンは、「アラバスタ編」終了後に麦わらの一味の船に乗りましたが、このときには「〇人目」のサブタイトルは付けられませんでした。

 その後、「ウォーターセブン編」、「エニエスロビー編」で麦わらの一味に助けてもらったロビンは、ついに本当の意味で麦わらの一味の本当の仲間になります。このときに「〇人目」のサブタイトルが付くかと思われましたが、ロビンを指す「6人目」のサブタイトルは付きませんでした。では「エニエスロビー編」を経て本当の意味で仲間になったともいえるロビンには、いつ「〇人目」のサブタイトルが付くのでしょうか?

 今回、再び考察が白熱したきっかけは、ロビンの命の恩人である「ハグワール・D・サウロ」の生存の確定です。サウロは、ロビンが幼いときに滅ぼされそうになっている故郷「オハラ」から救ってくれた命の恩人でした。

 このときサウロは当時海軍中将だった「青キジ」こと「クザン」に氷漬けにされ、死んだものだと思われていましたが、「エッグヘッド編」で生存が明かされます。「エッグヘッド」での「ベガパンク」の過去から察するに、サウロと、オハラで研究されていた文献は、現在「エルバフ」に移動していると思われます。

 そして「エッグヘッド」を出発した麦わらの一味は「エルバフ」へと向かっています。「エルバフ」で、その文献を読み、サウロと再会したときこそ、本当の意味で仲間になる、つまり「〇人目」のサブタイトルが付けられるのかもしれません。

 ロビンのほかにも麦わらの一味には「〇人目」のサブタイトルがつけられていないキャラがいます。このキャラたちに「〇人目」のサブタイトルが付くのは、いったいいつになるのでしょうか?