『AEWコリジョン』が現地時間21日、マサチューセッツ州スプリングフィールドで行われ、ダスティン・ローデス&サミー・ゲバラが“アンディスピューテッド・キングダム”マット・テイヴェン&マイク・ベネットとの再戦を制し、ROH世界タッグ王座を防衛。ゲバラはAEWコンチネンタル王者オカダ・カズチカにエリミネーターマッチを要求した。
ダスティン&ゲバラは8・17コリジョンでベネット&テイヴェンを破ってROH世界タッグ王座を奪取。この日、前王者とのリマッチに臨んだ。試合形式はバンクハウスブロウル。凶器使用が可能で事実上のハードコア戦となった。序盤からダスティンが革製ベルトで殴打してベネットを流血に追い込み、ゲバラはバリケードからのケブラーダをテイヴェンに発射。竹刀攻撃でベネットとテイヴェンをめった打ちにした。
場外ダイブをイス攻撃で阻止されたゲバラはベネットに肩車されると、テイヴェンのノータッチプランチャを被弾。それでもダスティンがステージからの断崖式ブルドッギングヘッドロックでテイヴェンをテーブル葬に。息を吹き返したゲバラも断崖式ダイアモンドカッターでベネットをリング下のテーブルに叩き落とした。
勢いづいたゲバラはラダーを登ったものの、テイヴェンによってリング下のテーブルに投げつけられてしまう。孤立したダスティンだったが、二人まとめて急所へのクロー攻撃で捕獲。カウベルで次々に殴打してなで斬りにすると、高速パワースラム、ブレーンバスターでテイヴェンをイスに叩きつけた。
ベネットのイスへのデスバレーボム、テイヴェンのイスを押し当ててのランニングニーを立て続けに決められてピンチを迎えたダスティンだったが、ゲバラのカットが間に合って3カウントは入らず。ダスティンは右足に有刺鉄線を巻いてのシャッタードドリーム(相手をコーナーに固定しての急所蹴り)をベネットにお見舞い。垂直落下式ブレーンバスターで突き刺すと、ゲバラがラダー上からスワントーンボムを投下してベネットから3カウントを奪った。
ダスティン&ゲバラが激闘の末にベネット&テイヴェンを返り討ちにし、ROH世界タッグ王座を死守した。試合後、バックステージでインタビューを受けると、ゲバラは「来週はグランドスラムだ。オカダ、俺はお前とイリミネーターマッチで戦いたい。お前が世界最高の選手の一人であることは知っているが、俺は勝つために全力を尽くす」と要求。エリミネーター戦は王者とシングルマッチを行い、勝利すれば王座挑戦権を得られるもの。ゲバラは「ダイナマイト5周年の節目にそのタイトルに挑戦する。オカダを倒す準備はできている」とダイナマイト5周年記念日に行われる10・2ピッツバーグ大会でのベルト獲りを描いた。