小池百合子(C)週刊実話Web

自民党総裁選に立候補し「総理・総裁に一番近い候補」として本命視される小泉進次郎元環境相が9月10日、東京都のイベントに招かれ小池百合子都知事と同席し、またまたさまざまな臆測を呼んでいる。

小泉氏が出席したのは、都内で行われた障害者の就労を後押しするスタートアップ支援関連イベント。小泉氏によると、総裁選出馬にあたり、スタートアップ企業の育成を強調していたことに小池氏が注目。小池氏から声が掛かり、この日のイベント参加に相成ったという。

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「特に、印象的だったのは小泉氏が挨拶の中で『仮に総理になったら小池都知事と、より緊密に連携し日本や東京をよりよくしたい』と述べ、今後、小池氏との二人三脚を強調していたこと。政局を読む洞察力が鋭い小池氏は小泉総理誕生を確信し、急接近したのでしょう。小泉氏が衆院の早期解散を主張しているだけに10月中の総選挙は必至。小泉政権の今後を左右する大一番で、小池氏がサプライズ参戦、『電撃出馬を画策している』というのです」(都議関係者)

真の都政実現には国との連携が必要!?

小池氏といえば、7月7日投開票の都知事選で3選を果たしたばかり。当選からわずか数カ月での国政転身を都民は許すのか。

小池シンパの都議が解説する。

「学歴詐称疑惑があっても、都民の多くは小池氏の政治手腕と度胸に大きな期待を寄せている。その割合は特に女性に多く、居並ぶ男性政治家らを相手に論陣を張って勝ち抜いてきた小池氏のきっぷのよさに惚れ込んでいる。仮に『真の都政実現のためには、国との連携がさらに必要と判断した』と小池氏が宣言すれば、納得する支持層は多い」 

都知事から国政に復帰した前例としては、石原慎太郎氏がいる。ちなみに、石原氏は2016年の都知事選の際、小池氏に対し「大年増で厚化粧の女」と発言したことがある。

小泉氏が総理・総裁になった場合、小池氏を重用する可能性はあるのか。

「進次郎氏の父・純一郎氏は一時、小池氏との仲を取り沙汰されたほど。小泉氏が郵政解散(2005年)に打って出た際、郵政民営化に反対した自民党議員を公認しなかった。小池氏は兵庫から東京に選挙区を鞍替えし、くノ一候補として小泉氏を支えた。進次郎氏もその恩を熟知している。進次郎氏が総理になり衆院を解散した場合、小池氏とセットで全国行脚し大勝に導く。論功行賞は計り知れない」(自民党長老)

小池・小泉の“小連合”から目が離せない。