漫画『包丁人味平』に出てくるブラックカレーがネットで買えた…! 「中毒になるほどうまい」伝説はホントか食べてみた【#火曜は辛いものを食べてスッキリする日】



自分のための小さなリセット時間「#火曜は辛いものを食べてスッキリする日」。

辛いものを食べると、ドキドキ、ハフハフ、ふむふむ、むふー(幸せ)の繰り返し。色んなモヤモヤから開放されて、火を噴いて、体も心もスッキリしちゃお。

今回ご紹介するのは、銚子電鉄のオンラインショップで販売中の「銚電ブラックカレー」。

なんとこちら、『包丁人味平』に登場する伝説のカレーを商品化したものなんですって! 漫画と同じように、ひとくち食べるやポワワ~~ンと呆けたようになっちゃうんでしょうか? これは食べるのが楽しみすぎる~~~っ!!!

【漫画と同じく真っ黒!!】

原作:牛次郎、漫画:ビッグ錠のタッグで1973年から1977年にかけて『週刊少年ジャンプ』で連載されたグルメ漫画『包丁人味平』。

作品に登場する中でも “最恐料理” と名高いのが、6000種(!)のスパイスを嗅ぎ分ける力を持つフリーランスのカレー専門家・鼻田香作が生み出した「ブラックカレー」です。

鼻に黒いマスクを装着しているという鼻田のビジュアルもそうとうヤバいのですが、ブラックカレー自体も秘伝のスパイスで食べる人をみなトリコにしてしまうほどの危険さ。それほどおいしいわけでもないのに、食べると魔術にかかったかのような気分になり、毎日食べないと気が済まなくなるというのです。

……そんなブラックカレーがレトルトカレーになっちゃったーーー!!!

作り方は熱湯の中に入れて約5分間沸騰させるか、耐熱容器に移して500Wで約2分ほど温めるかすればOK。ごはんにかけてみると、ビジュアルは本当に真っ黒! 漫画で見たのとそっくりそのままのブラックさです。

それでは、伝説ともいえるブラックカレー、いただきますっ!!

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【中毒性はないかと思ったら…】

漫画同様、お店に来たお客さん気分になりきって口にしてみると……。

……あら、意外にも味はごくごくオーソドックスな欧風カレー。激辛なわけでもスパイシーなわけでもないし、意表をついた味なわけでもありません。具材も豚肉のみとごくごくシンプルです。

ルーはかなりとろみがあって、どちらかというと甘口。なんというか昔懐かしい味わいで、漫画が連載されていた昭和の時代に主流だったカレーを思わせます。

気になる黒い色味ですが、原材料名を見ると「着色料(炭末、カラメル)」の文字が。作中に「まるでコールタールたべてるみたいだわ」との表現が出てくるので、ちゃんとそこからインスパイアされているのかもしれませんね。原作への敬意を感じました。

にしても、中毒性はそこまでなかったかな(笑)。

そう思って半分ほど食べて、置いておいたところ……。30分ぐらいすると、無性にふたたび食べたくなってきたからビックリ!

親しみやすい味なので、何度でも口にしたくなってしまうというのがひとつ。それと、ちょっぴりほろ苦い後味が残るので、妙にそれが後を引いて、もう一度食べたい気にさせられるんですよね!

実は漫画のブラックカレーは「麻薬に近い成分が入っていて、食べた人が中毒症状を起こしてヤミツキになっていた」というオチがあったんですが、このブラックカレーは漫画ほど「ポワワ~ン」とした状態にはならないものの、何度でも食べたくなるおいしさを感じられました!