【コラム】5年ぶりに「ひたちなか」で開催されたロックインジャパンに行って感じたたった1つのこと

・帰還

そんな中、ロックインジャパンがひたちなかに帰って来た──。ひたちなかを去ることが決まった時から「節目ではひたちなかでイベントを開催したい」と話していた通り、25周年の今年、5年ぶりにロッキンがひたちなかに帰還したのである!

私は2010年から2019年まで娘が生まれた2016年以外は全て参戦しており “ひたちなかロッキン” には並々ならぬ思い入れがあるつもりだ。“蘇我ロッキン” は未参加だが、同じ会場で開催されている「JAPAN JAM」には何度か足を運んでいる。

で、で、で。

入口の「翼のゲート」をくぐりぬけ……

そよかぜ橋を渡り……

ぴょんぴょん橋でリストバンドを掲げる。

そして真正面に「グラスステージ」を見た瞬間、熱い想いと共に心からこう思った……

「やっぱりロッキンはここだよな」と──。

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・衝動

ロケーションや設備はもちろんのこと、草のにおいや吹き抜ける風、黄色いコスモスに至るまで “ロックインジャパンのかけらたち” がそこには溢れていた。そのかけらたちに触発され、私の意思というよりは細胞たちが「ここだ!」と叫んでいたのである。

5年前は7つか8つあったステージも今年はグラスステージ1つのみとなり、規模的に過去ほど大きなイベントだったワケではない。ぶっちゃけ、3日間のうち暇な時間がかなり多くあったことも事実だ。

……が、それでも3日間、私は何とも形容しがたい満足感に支配されていた。それはきっと、これまで私がひたちなかで体験した思い出の積み重ねがそうさせたことは間違いなくあるのだろう。