ロウが現地時間23日、カリフォルニア州オンタリオで行われ、10・5『バッド・ブラッド』での女子世界王座戦「リヴ・モーガンvsリア・リプリー」でドミニク・ミステリオが檻に閉じ込められることが決定。アダム・ピアースGMから介入防止策を認めさせたリアは王者・リヴに「私の大事なものを返してもらうよ」と通告した。
10・5『バッド・ブラッド』で「ダミアン・プリーストvsフィン・ベイラー」、王者・リヴにリアが挑む女子世界王座戦と、テラー・ツインズとジャッジメント・デーのシングル2番を控える。先週、ベイラーがクーデグラでダミアン、リヴがオブリビオンでリアをそれぞれKO。ジャッジメント・デーが優位に立った。
この日、リヴがドミニクとともに会場入り。そのままリングに向かうと、リヴは「リア・リプリーからすべてを奪うって言ったでしょ。女子世界王座は私のもの。ジャッジメント・デーも私のもの。そして世界一のイケメン、ドミニク・ミステリオも私のもの」と勝ち誇り、「あと2週間で私のリベンジツアーは完結する」とリア返り討ちを予告した。
そこへ現れたのが挑戦者・リア。8・3『サマースラム』でドミニクの裏切りもあってリヴにベルトを奪われ、3週間前のロウではリヴの暴挙によって左足を負傷。リヴとドミニクへの怒りは爆発寸前で、「言いたいことがあるの。ドム、どうすんの? 何もできないよね。殴られたくなかったら早くどけよ」と迫った。
リヴが「私があんたのヒザを壊したせいでバッド・ブラッドに出られなくなっちゃった? そうでしょ? でも逃がさない。あんたをボコボコにするって決めたの」と挑発すると、リアは「バッド・ブラッドに関してはとっくにドクターのゴーサインが出てる」とキッパリ。「二人とも聞いておいた方がいいよ。ドムは毎回、女子世界王座にかかわりたがる。そもそもリヴが王者になれたのはドムのおかげ。毎試合防衛できてるのもドムのおかげ」とリヴを見下した。
そしてリアは前回と同じ轍を踏まぬよう策を講じていた。「アダム・ピアースGMと話をつけたわ。ドム、バッド・ブラッドではあんたにふさわしい場所を用意してあげる。織の中よ。私の試合中、あんたはシャークケージにぶち込まれて吊るされる」と通告。シャークケージはサメを間近で観賞するために入る鉄檻のこと。これでドミニクは介入不可能となる。「リヴ、逃げられないのはあんたよ。助けてくれる男もいない。私の大事なものを返してもらうよ。私の女子世界王座をね」とベルト奪回を予告したリアはリヴに不意打ちのヘッドバットをぶち込んだ。女子世界王座返り咲きへ向けてリアは1対1の状況を作り上げ、外堀をしっかりと埋めた形となった。
今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。