ロウが現地時間23日、カリフォルニア州オンタリオで行われ、ジェイ・ウーソがブロン・ブレイカーを破り、インターコンチネンタル王座を奪取。WWEにおける初のシングル王座戴冠を果たした。
ジェイは2週間前、ブラウン・ストローマン、イリヤ・ドラグノフ、ピート・ダンとのフェイタル4WAY戦による次期挑戦者決定トーナメント決勝戦を制し、IC王座挑戦権を獲得。この日、王者・ブレイカーに挑むことになった。先週、ブレイカーと舌戦の末、お株を奪うスピアーでKOしたが、その後、ブレイカーが襲撃し、スピアーで報復を遂げた。
燃えるジェイはトペスイシーダを放って先制。ブレイカーも父リック・スタイナーを彷彿させるパワースラムで反撃し、フロントスープレックスで豪快に投げ飛ばす。腰攻めでジェイを苦もんさせたブレイカーはラリアットで場外に叩き落とされてもトペ狙いを阻止。エプロンから場外にダイブしてのブルドッギングヘッドロックでジェイを実況席に叩きつけた。
ジェイもディスカスパンチで反撃するものの、ブレイカーは旋回式山折りで応戦。それでもジェイはリフトアップを不時着し、サモアンドロップをさく裂。ウーソスプラッシュを狙ってコーナーに上がったが、察知したブレイカーが叔父スコット・スタイナーばりの雪崩式フランケンシュタイナーで叩き落とした。
流れがつかめない展開が続いたジェイはスーパーキックで応戦するものの、ブレイカーのフライングラリアットを被弾。リフトアップからのアバランシュホールドで叩きつけられてしまう。たまらず場外で間を取ろうとしても、リングサイド全力疾走式のスピアーを食らった。
リングに戻るとブレイカーがスピアーで仕上げに入ろうとしたが、ジェイはスピアーで迎撃。先週を再現する一撃からウーソスプラッシュを発射した。ブレイカーも3カウント寸前に返し、再びリングサイド全力疾走からのスピアーを狙ったが、ジェイはスーパーキックで迎撃。スピアーでバリケードを破壊すると、リングに戻ってもスピアーでなぎ倒す。そして再びウーソスプラッシュを発射すると、ブレイカーは返せず3カウントが入った。
ジェイがブレイカーを破ってIC王座を戴冠。弟ジミーとのウーソズで8度タッグ王者に君臨してきたが、これがWWEにおける初のシングル王座獲りとなった。ジェイは客席でベルトを掲げ、ファンとともに「YEET!」を決めて喜びを分かち合った。
今回のロウの模様は日本国内ではABEMAにて放映された。