スーパーフォーミュラ富士で”大運動会”開催。公認レース日本最長距離のティラノサウルスレースも実施……制する獣は誰だ?

 富士スピードウェイで10月12〜13日の2日間にわたって開催されるスーパーフォーミュラの富士大会で”大運動会”が行なわれることになった。富士スピードウェイのメインストレートで、200mの綱引きが行なわれたり、ティラノサウルスが駆け回ったりと、ファン/観客も参加できる内容になるという。

 一気に涼しくなった今日この頃。遅ればせながら、日本にもやっと秋の到来を感じられるようになってきた。

 秋といえば、”スポーツの秋”。それが、スーパーフォーミュラの舞台で実現することになった。『SUPER FORMULA 大運動会』である。

 種目は大きく分けてふたつだ。

 まずひとつ目は、12日(土)の決勝レース後(17:00〜17:30頃)に行なわれる、「ホームストレート200mスーパー綱引き」である。富士スピードウェイの名物ともいえる国内最長を誇るメインストレートを舞台に、200mという”超長い”綱を引き合う。

 このスーパー綱引きはAとBに分かれていて、Aは子ども(小学生)100人vsリーグワン所属のラグビーチーム”トヨタヴェルブリッツ”の選手10人というハンデ対決。筋骨隆々のラグビー選手が、少人数とはいえ強いのか? あるいは小学生でも100名も集まればラグビー選手を粉砕するのか? これは実に興味深い。

 Bの綱引きは、赤組(トヨタ陣営)vs白組(ホンダ陣営)で戦う100名同士の対決。こちらは中学生以上が参加できる。大運動会は基本的にはトヨタvsホンダという対決になるようで、ファンがメーカーを代表して参加できるというのも、これまでの観戦とはまた違った感情を抱けるという点で新しい。

 いずれも、参加受付はイベント広場の「SFgoブース」で、当日8時から受付。参加は先着順となる。

 続いての種目は、昨今流行りのスーパー”ティラノサウルスレース”である。

 このレースは13日(日)のピットウォーク(11:10〜11:50)中に実施が予定されているもので、なんと”日本ティラノサウルス競技連盟”の公認レース。”成獣オス部門”は200mと30mの2本で争われることになっているが、この200mという距離は公認レースとしては日本最長である。まさにスプリンターとステイヤーの両方の特性を兼ね備えたティラノサウルスでなければ勝てない、そんなレースである。

 なお競技内容および参加条件は、以下の通りである。

A. 成獣オス部門(中学生以上の男性20体):公認レース日本最長200m、スプリントレース30mの2本

B. 成獣メス部門(中学生以上の女性20体):スプリントレース30m×2本

C. 幼獣部門(小学生以下の男女 20 体):スプリントレース30m×2本

 このティラノサウルスレースへの参加は事前申し込み制。申し込みフォーム(https://forms.gle/adhsW2vt36Yr47K47)で9月30日(月)の18時まで受付中である。なおティラノサウルススーツのレンタルはないので、事前にお求めを。

 このスーパーフォーミュラ富士大会では「スポーツの秋」だけではなく「食欲の秋」も満喫することができる。10店舗以上のラーメンが楽しめる「スーパーフォーミュラーメン選手権」や、日曜日の決勝レース後にメインストレート上で行なわれる「アフターレー ス・グリッドパーティー」など、富士スピードウェイならではのコンテンツが用意されている。

 また12日(土)の昼には、今やJRP(日本レースプロモーション)の会長も務める近藤真彦が、スーパーフォーミュラSF23の開発テストマシン”赤寅”でのデモランを披露する予定。”マッチ”の最新フォーミュラカーでの走りは、モータースポーツ界内外から注目が集まるのは必至だろう。

 もちろんレースの方も、シーズン佳境。チャンピオン奪取を目指す、各ドライバーたちの走りからも目が離せない。