今後の展望と課題
POCの結果から、今後どのような点を期待しますか?
河井氏:
POCは成功しましたが、いくつかの改善点が挙げられました。制御・メディアポートの識別性向上、エンコード状態の識別機能の追加、H.265対応が要望されました。
フジテレビは、今後のマルチカメライベントで「Monarch EDGE」を使用することに強い関心を持っています。特に、タリーやインカム機能が必要となるケースでの活用を検討しており、また、トランスポートストリーム(TS)機能にも注目しています。
フジテレビが大規模国際スポーツイベントで「Matrox Monarch EDGE」を使用した結果、リモートプロダクションにおけるその価値が明確に示されました。
いくつかの改善点はあるものの、「Monarch EDGE」は今後、さらに多様な放送イベントにおいて活躍する可能性を秘めており、フジテレビのリモートおよびIPベースのプロダクションにおける新たな境地を切り開くことを期待しています。