・すげー並ぶ
12時半に再び伊勢丹に戻って、番号順に並んで待機。それから買えるまでもさらに待たされ、ようやく商品が買えたのは13時過ぎ。
ちなみに開店直後の10時台には波佐見焼のコウモリモチーフのカステラ皿と、伊勢丹限定のピンクの近沢レースハンカチが売り切れたそう。
買えた人は7時には並んでいた人たちだったそうだ……争奪戦にもほどがある。
どうも雑貨目当ての人が多かったようで、目当ての福砂屋×とらやの「虎福の夢 紅」と、フクサヤキューブ5種セット、近沢レース店のハンカチ(黄)を無事に購入。
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・400周年のとらやとコラボした味は……
お菓子好きとしては、創業400年の福砂屋と、創業500年以上のとらやのコラボ「虎福の夢 紅」が買えてうれしい。
パッケージは白地に金で福砂屋ととらやのロゴが描かれている。歴史と伝統と期待に震えながら開封。
カステラの黄色と、赤い羊羹の層、そして一番下はカステラにさらし餡を混ぜた生地になっている。
紅の羊羹は、400年を祝うようにも、新たな100年を迎える朝日のようにも、また、長崎の透かしたステンドグラスの光のようにも見える。
そして、さらし餡を混ぜた生地の底には……福砂屋のカステラといえばの「ザラメ」が沈んでいる!!! 福砂屋のカステラはこれがないとね。
カステラに羊羹が挟んであるということもあって、ずっっっしりしている。福砂屋ととらやで最強の「シベリア」を作りましたという感じか。
ひとくち食べると……しっかり甘い!!!
これは、適度な渋みのある上等なお茶をいれたくなる甘さ。この甘さひかえめが主流になりつつある現代において珍しいほど、しっかりと甘い。
とらやの羊羹の甘さに負けないように、福砂屋のカステラ生地も通常よりもしっとり、ねっちりと仕上げてあるように感じた。
ひとり2個までなんて少ないなあ……なんて思っていたが、1個食べるのにお茶を飲みながら1時間近く味わって食べられた。
これは小さく切って、お茶菓子にするとちょうどいいかもしれない。日常的にパクパク食べるようなお菓子ではない。貴重な味わいであった……。