スパイダーマン、ヴェノム、アイアンマン、ドクター・ストレンジなど、おなじみのマーベルヒーロー/ヴィランを操作して6対6のチームバトル! 2024年12月6日にリリースされる『マーベル・ライバルズ』の魅力と、実際にプレイしての感想をお届けします。
『マーベル・ライバルズ』より
【画像】えっ、カッコいい! マーベルキャラのド派手なアクションを見る(16枚)
マーベルキャラで6対6のチームバトル!
2024年9月24日、NetEase Gamesは、Marvel Gamesと共同制作している『Marvel Rivals(マーベル・ライバルズ)』の日本メディア先行体験会を実施しました。本作は6人対6人で繰り広げるスーパーヒーローPvPチームシューティングゲームで、2024年12月6日(金)にPC(Steam/Epic Games Store)、PlayStation 5、Xbox SeriesX|Sでリリースされます。
イベントでは本作のリードゲームデザイナーを務めるチン・コウインさんが登壇し、本作の魅力を3つに分けて語りました。
ひとつ目は「継続的に進化するスーパーヒーロー(とスーパーヴィラン)」で、「アベンジャーズ」、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、「X-MEN」などさまざまなマーベル作品のヒーローやヴィランたちがリリース時点で25キャラクター以上登場します。
3Dモデルのクオリティーは極めて高く、マンガ(マーベルコミック)のような彩色が魅力を際立たせています。
ふたつ目は「豊かで破壊可能なステージ」です。本作のステージはバトルの展開に応じてさまざまなオブジェクトが破壊され、戦況を刻一刻と変えていきます。「東京2099」というステージでは、壊された建物の最上階部分だけが蜘蛛の糸で宙に吊るされて敵の攻撃からの盾として利用できるなど、豊富なギミックも用意されています。
3つ目に挙げられたのは、特定のキャラクター同士の連携スキルです。「スパイダーマン」と「ヴェノム」など、原作で何らかの関係性があるキャラ同士でチームを組むと、バトル中にさまざまな連携が発動可能となっています。マーベルのコミックや映画のワンシーンを思わせるような演出だけでも見物ですが、バトルの幅も大きく広がります。
建造物が破壊されたかと思いきや、屋根の部分が宙づりに。このようなギミックがさまざまなステージに用意されています。
チンさんによると、9月現在はクローズドベータテストを終え、ユーザーからのフィードバックを元にリリースに向けた最終調整・改善の最中であるそうです。また、リリース後のアップデートで新キャラクターやステージに加え、日本語の吹き替え音声も追加されると発表されました。
『デーモン・デイズ X-MEN』の和風サイロックが参戦決定!
イベントでは、リードアートデザイナーを務めるDino 馬(ディノー・マ)さんも登壇しました。アートスタイルはアニメにインスピレーションを得ているとのことで「明るい色彩で、独特のポップカルチャー感を表現しました」とビジュアルの魅力を語りました。
また、会場では『X-MEN』に登場するテレパシー能力を持つ女暗殺者である「サイロック」が、本作に登場することが発表されました。日本人アーティストの桃桃子さんによるコミック『デーモン・デイズ X-MEN』のキャラクター設定に基づいたデザインとなっており、くノ一を思わせる衣装については「桃子氏のクリエイティブから多くのインスピレーションを得たものです」とコメントしました。
暗殺者のサイロックが和の装いで登場!
キャラクター全体のコンセプトは「不屈の精神を持つ、エレガントで美しい20歳前後の女性ヒーロー」であるとのことで、ゲームとしては敵から身を隠すステルススキルと、機敏な動きを武器として戦うスタイルになるようです。
『マーベル・ライバルズ』版サイロックのイメージイラスト
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『デーモン・デイズ』は『まんが日本昔ばなし』から生まれた!
続いて桃桃子さんが登壇し、サイロックが主人公のコミック『デーモン・デイズ X-MEN』のエピソードを披露しました。桃子さんは幼い頃からアニメ『まんが日本昔ばなし』が好きで、『デーモン・デイズ』はその世界観をマーベルに落とし込めないかという思いで生み出した作品であるそうです。
そうして誕生した『デーモン・デイズ』はマーベルのモダンでスタイリッシュなデザインを生かしつつ和の要素が巧みにミックスされており、サイロックが妖怪と人間界を結びつける旅人として活躍しています。
桃桃子さんによるマーベルコミック『デーモン・デイズ X-MEN』
また、リードゲームデザイナーのチンさんによると『マーベル・ライバルズ』はゲーム内に各ヒーローやヴィランの原典を紹介するヒーロー紹介ページがあるそうで、ゲーム内だけでも『デーモン・デイズ X-MEN』に親しめるようになっているとのことでした。
ヒーローとヴィランがステージを縦横無尽に駆ける!
会場では『マーベル・ライバルズ』を先行プレイでき、使用難度が低いキャラクターを中心に遊びました。本作のキャラは、前線に立って相手チームの注意や攻撃をひき付けることで味方を守りながら戦う「ヴァンガード」、攻撃を得意とする「ファイター」、味方のサポートを得意とする「ストラテジスト」のいずれかに分類されています。
まずは、さまざまな銃器を使い分けて戦うファイターの「パニッシャー」を使いました。遠距離からの攻撃手段が豊富なのでTPS(三人称視点シューティング)のようなノリで戦えます。
タレット(銃座)を設置して強力無比な射撃を行う「ハンター機関銃タレット」が爽快感抜群でしたが、スキル使用時はその場から動けなくなるのでタイミングには注意が必要です。相手チームを蜂の巣にすることもあれば、こちらが蜂の巣にされることもありました。
使いやすい「パニッシャー」は、本作に慣れるのにうってつけのひとりといえそうです。
ヴァンガードからは「グルート」をチョイスしました。イバラや鉄などでできた壁を作りだし、敵の移動や攻撃を妨害できるのが魅力です。グルート自身の操作はシンプルで使いやすいですが、彼の真価を発揮するにはステージの構造を覚えるのもいいかもしれません。その方が、より的確な場所に壁を作れそうです。
そしてストラテジストからは、四足歩行する愛嬌たっぷりのサメ、「ジェフ・ザ・ランド・シャーク」を選びました。サメ映画のように背びれだけを出しながら地面を泳いで移動したり、仲間を回復できるスキルを持っていたりと、サポート主体のキャラです。
四足歩行のサメ「ジェフ・ザ・ランド・シャーク」。バトル中も頻繁に食事をして自分の体力を回復できます。
イベント会場では、先に行われたクローズドベータテストで、ジェフがいるチームの勝率があまりよくなかったことを受け、正式リリース版では強化されたジェフを楽しめるとも発表されました。「かわいくて強いサメ」……人気キャラになりそうですね!
プレイを終えて感じたのは、おなじみのヒーローやヴィランたちの能力がビジュアル・アクションの両面でしっかりと再現されているということです。それを受けて機動力に優れたキャラが多く、「飛行してはるか上空から攻撃する」など、立体的なバトルが楽しめます。
スパイダーマンの使用難度は最高ランクの「5」でした。機動力が高いがゆえに、パフォーマンスを引き出すにはかなりの熟練が必要となりそうです。
本作のような「ヒーローシューター」の代表作は、主観視点でチームバトルを繰り広げる『オーバーウォッチ』が挙げられます。しかし、蜘蛛の糸に掴まって高速移動するスパイダーマンの雄姿や地面に潜って泳ぐジェフを見ていると、本作が三人称視点でのゲームになっているのも納得で、キャラの魅力も非常に大きいタイトルだと感じました。
スーパーヒーローPvPチームシューティングゲーム『マーベル・ライバルズ』は、2024年12月6日(金)リリース予定です。基本無料タイトルとなっており、キャラクターはすべて無料で使用できます。
『マーベル・ライバルズ』
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