オートフォーカスアイウェアViXion01の後継モデル『ViXion01S』のクラウドファンディングが本日から始まる。熟成の『S=スタンダード』モデルは、どこがアップデートされたのか? 前回気になったけれど買わなかった人には、大急ぎで『超早割(5万9800円)』をゲットすることをお勧めしたい!

ViXion01Sクラウドファンディングサイト

https://kibidango.com/2642(kibidango)

https://greenfunding.jp/lab/projects/8556 (GREEN FUNDING)

全人類の課題を解決するプロダクト


ViXion社の取締役/開発責任者である内海俊晴さん(左)と、CEOの南部誠一郎さん(右)。

これまで見えなかったものが『見える』。オートフォーカスアイウェア『ViXion』の素晴らしさはそれに尽きる。

世界で2050年までに近視人口は47億5800万人。強度近視人口は9億3800万人になるという。『見えづらい』というのは、不自由だし、不幸せな部分もある。この課題をテクノロジーで解決しようとしているのが、ViXionという会社だ。

初代モデルのプロトタイプ(取材時)を体験した時、そもそも筆者が目がさほど悪くないので(視力0.7で若干老眼)ありがたみが分かっていなかった部分もあるし、まだ完成度が不十分でメリットを十分に体験できなかったというのもある。

近眼/老眼が気になる工作好きに福音。ViXion01、クラファン開始

2023年07月03日

その時CEOの南部誠一郎さんは「まだ十分な完成度ではないので一般の人に使ってもらうのは不安。ただ、ガジェットマニアの方なら受け入れてくださると思うので、あえてとがったデザインにした」とおっしゃってた。

今回のViXion01Sで、オーソドックなメガネ型デザインを採用してきたということは、それだけ完成度に自信があるということだ。

実際、最初に取材させていただいた時には不安げだった南部さんだが、その後1年のうちに数多くの「目立たず装着できるようにオーソドックスなデザインにして欲しい」という声を聞いたという。それを受けての『ViXion01S』だ。『S』はスタンダードを意味するのだという。

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わずか1年の差で、大幅に熟成が進んだ

初代モデルのViXion01に対して、今回のモデルは熟成度を増している。しかし、厚みを変えて焦点距離を可変とするレンズの直径など根本的な部分は変わっていない。

筆者はもともと目が悪くないというのもあるが、初代の時にはレンズの直径が小さくて視野角が狭いのが気になった。しかし、ViXion01Sでは、あまり気にならなくなっている。

手元作業などに便利……とういう使用目的や商品コンセプトを理解したというのもあるし、製品の完成度が高くなったので、視野角が狭いのが気にならなくなったというのもあるだろう。筆者が体験した初代ではピントの調整が合いにくい時があったりしたのだが、ViXion01Sではそういうことがほとんどない。

アンシンメトリカルなデザインでなくなったため、左右の重量バランスがよくなり、軽量化も進んだので、装着していてズレなくなったのが嬉しい。小さめのレンズがしっかりと、目に合った状態でいてくれるから問題に感じることが少なくなったのだと思う。

オートフォーカスのレスポンスもよくなったように思うし(合焦速度は変わらないのだそうだが、初代のプロトより明らかにピントが合いやすいように感じた)。

クラファン前には資金的にもまだ不安があったのだとは思うが、クラファンを成功させたことで、資金的な余裕もできたし、出資者への説得力が増したのだと思う。ちなみに4億2500万円を集めても、基礎技術から開発するためにかかったコストにはまだまだ及ばないのだそうだ。