身体の不自由は次第にテクノロジーが解決していく
アウターレンズを装着できるようにしたのも、単なるオーソドックスな外見にしたかったからだけではない。
近視用、乱視用などのレンズをオーダーして利用することで、近くを見られるViXion01Sと組み合わせて利用することができるようになるのだ。
たとえば、乱視用と組み合わせればフォーカス全般にくっきり見えるようになるし、近視用と組み合わせれば、遠くはメガネの性能で、近くはViXion01Sの性能で見えるようになる。両方のメリットを享受できるようになるのだ。
会場には小さなルビを振った文庫本サイズのテキストや、裁縫道具、電子回路などが置かれて、それぞれにViXion01Sが便利なシチュエーションを体験できるようになっていた。
これがもっと進化すれば、我々は歳を取っても見ることに関して不自由はなくなるだろうし、先日発表されたAirPods Pro 2の聴力サポート機能を使えば、聴力に関する問題もあるていど解決できそうだ。
テクノロジーは上手に使えば、当たり前のことだが数多くの課題を解決することができる。
目の悪い方がもっと便利に快適に過ごすために、ViXion01Sは非常に役に立つデバイスだ。一般販売時よりかなり割安なようなので、気になる方はぜひ支援してみていただきたい。
ViXion01Sクラウドファンディングサイト
https://kibidango.com/2642(kibidango)
https://greenfunding.jp/lab/projects/8556 (GREEN FUNDING)
(村上タクタ)