映像制作現場のネットワーク管理を簡素化、「NETGEAR Engage」の便利機能を紹介[映像・音声伝送のためのProAV Solutions] Vol.05

NETGEAR Engageとは

IP伝送を利用する現場が増加する中、映像や音響の制作現場でのネットワーク管理の重要性はますます高まっている。従来は、BNCケーブルやオーディオケーブルをたどって接続状況を確認できたが、IP伝送では物理的にケーブルを追うことができないため、ネットワーク全体を効率的に管理するツールが必要となる。

この課題に対し、NETGEARが提供する「NETGEAR Engage」という無償の管理ソフトウェアは、特にProAVシリーズのネットワーク機器の管理を大幅に簡素化するツールとして高く評価されている。初期設定だけでなく、日常のネットワーク管理やトラブルシューティングにおいても強力なサポートを提供し、映像制作現場におけるネットワーク管理の負担を劇的に軽減する。

NETGEAR Engage ダウンロードページ

このソフトウェアは、昨年度からのアップデートでさらに便利になった。今回は、ネットギアジャパンに伺い、NETGEAR Engageのデモを取材したので、実際の操作画面とともにその便利機能を紹介していく。

なお、ソフトウェアのダウンロードやAV機器の接続方法については、以下の記事「はじめてのNETGEAR 「ProAVスイッチ」マニュアル。使い方や設定方法を解説」を参考にしてほしい。

「はじめてのNETGEAR 「ProAVスイッチ」マニュアル。使い方や設定方法を解説」


NETGEAR Engageは、AV機器のネットワーク管理を大幅に簡素化する機能を多く備えている ※画像をクリックで拡大表示

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映像制作現場で重宝する便利機能を紹介

NETGEAR Engageは、映像制作現場におけるネットワーク管理の課題に応えるため、複数の便利機能を提供している。IP伝送が広がりつつある今、物理的なケーブル接続に頼らず、ネットワーク全体を効率よく運用することが求められる。特に、映像制作の現場では、スイッチ間の複雑な設定や、多様なデバイスが混在するネットワークの管理が一段と重要になる。

Engageは、こうしたニーズに応えるための多くの機能を提供しており、それらを活用することで、現場での運用効率が飛躍的に向上する。ここでは、特に現場で重宝される主要な機能をいくつか詳しく紹介する。