映像制作現場のネットワーク管理を簡素化、「NETGEAR Engage」の便利機能を紹介[映像・音声伝送のためのProAV Solutions] Vol.05

Topology(トポロジー):ネットワーク機器の接続を視覚的に確認


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ネットワーク内のスイッチやデバイスの接続状況をリアルタイムで視覚的に把握できるTopologyは、IP伝送システムにおいて非常に有用だ。IP伝送では、物理的なケーブルをたどることができないため、デバイス同士のリンク状況や通信速度、問題が発生している箇所を直感的に確認することが非常に重要である。


デバイス間のリンク速度(Mbps)を上り・下りともに確認できる。現状では下に稼働している機器がないので0を示している※画像をクリックで拡大表示

たとえば、あるカメラの映像が突然途切れた場合、Topologyを使えばそのカメラがどのスイッチに接続されているのかを即座に確認できる。さらに、リンク速度に異常があるかどうかも一目で把握できるため、原因の特定もスムーズだ。複数のスイッチやデバイスが混在する大規模なネットワーク構成において、Topologyは現場でのトラブルシューティングを大いに簡素化してくれる。


さらに、赤枠内の「クライアント」を選択するとスイッチに接続された機器も見えるようになる※画像をクリックで拡大表示


ご覧のように当日に画面記録用に接続していたATEM Mini ExtremeのMACアドレスやスイッチへ接続しているポート番号なども確認できる※画像をクリックで拡大表示

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AVプロファイル:映像・音響機器に最適なネットワーク設定を自動適用

映像や音響のネットワーク運用において、各デバイスに最適な設定を簡単に適用できるのがAVプロファイルだ。

IP伝送の現場で使用されるNDIやDante、SMPTE ST2110といったプロトコルに対応するデバイスは、通常、手動での設定が非常に煩雑だ。しかし、NETGEAR Engageでは、AVプロファイルを選択するだけで最適なネットワーク設定を自動で適用できるため、設定の手間が大幅に軽減される。

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提供元:PRONEWS