【衝撃の結末】中国のモスバーガーへ行った日本人、ひどく心配になる

中国・上海には約4万人の日本人が暮らしていて、これは世界における在留邦人数第4位の都市となる。そんな上海にはもちろん日系の外食チェーンが進出しまくっているのだが、そんな中ちょっと……というか、かなり心配になったのが『モスバーガー』だ。

私が中国を旅行した今年6月の段階で、上海市内で営業していたモスバーガーは1店舗のみ。この時点で若干の心配がよぎったものの、まぁ本物のモスバーガーではあるっぽいので行ってみた。

その結果、予想の10倍くらい心配することになったのでお伝えしたい。

・予測不能の展開

上海唯一のモスバーガーは、日本企業が多いことで知られる娄山关路駅周辺エリアのショッピングモール『金虹橋商場(Jタウン)』の地下にあった。

同じフロアにスーパーの『アピタ』がある。

こちらが上海のモスバーガー。かなり小さめの店舗だが、フードコート的なものと考えれば特に不自然な点はないように思われる。

「モスカフェ」の概念もあるようだ。

パッと見、珍しそうなのは『ふわふわ卵の和牛バーガー』『にくにくにくバーガー』あたりだろうか。あと『トマミバーガー』もビジュアルがサザエさんみたいで面白いなぁ。価格も1個500円前後と高くないし、こうなったら全部、いっとくか!

そう思い注文レジに並んだところ……

おやっ…………?

ほとんど売り切れておる。

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・心配なるわ

戦慄を禁じ得ないことに、上海のモスバーガーではメニューのうち約3分の2の商品が売り切れていたのだった。「何かの事情でこの日メチャクチャ売れた」可能性は否定できないが、メニュー表の雰囲気から「元々販売していない」という気配が感じ取れる気もした。あくまで個人的感覚ではあるが。

若干萎えてしまったので、おとなしく私が普段モスで注文しがちな『てりやきチキンバーガー』(18元 / 約368円)と『ナゲットとアイスティー(M)のセット』(20元 / 約408円)を注文。

特筆すべきは「ナゲットがどう見てもモスのソレじゃない」という点。モスのナゲットといえばしっとり肉肉しいチキンに薄づき衣が特徴であるが、中国モスのナゲットは、簡単に言うと「マックのナゲット」みたいである。

また “ソースが有料で選べる” というシステムは存在しない模様。付属していたのはケチャップ風のパックだ。

酢豚のあんを彷彿とさせる甘酸っぱいソースは、日本モスのバーベキューソースとは似ても似つかぬシロモノ。でも嫌いじゃない。ただモスじゃないだけ。

そしてナゲットは、ガチでマックみたいだった。「マックのナゲットに気持ちコショウ混ぜときました」って感じ。嫌いじゃない。ただモスじゃないだけ。