2024年9月22日に新海誠監督のアニメーション作品である『秒速5センチメートル』の実写映画化が発表され、賛否分かれています。では、どの新海監督作品であれば、実写化が観てみたいですか?



『すずめの戸締まり』ポスタービジュアル (c)2022 「すずめの戸締まり」製作委員会

【画像】美化されすぎでは? こちらが『秒速5センチメートル』主人公を演じる男性です(4枚)

新海監督の作品の実写化はどうなる?

 2024年9月22日、新海誠監督のアニメーション作品である『秒速5センチメートル』がSixTONESの松村北斗さん主演で、2025年秋頃に実写映画化されることが発表されました。

 これまで、新海監督のアニメーションが実写映像化されたことはなく、この作品が初の実写化作品となります。この発表には、「本当にあの世界観を映像化できるのか」「もう15年以上前の作品だったのか」と多くの人から驚きや心配の声があがっていました。

 また『秒速5センチメートル』実写映画化に伴い、今後、ほかの新海監督の作品が実写化されていく可能性があります。では、どの作品の実写化が観てみたいでしょうか?

 この記事では、実写化できるかもしれない新海監督の作品を3作品あげていきます。

言の葉の庭

『言の葉の庭』は靴職人を目指す少年が、ある日、日本庭園で和歌に詳しい謎の女性と出会います。そして雨の日の午前だけ庭園のベンチで会い、ささやかな交流を始める物語です。

 特にこの作品で印象的なのは雨のシーンでしょう。新海監督だからこそ成しえた美しく多様な雨の描写は、実写化でかなり難しい部分かもしれません。ただ、この雨の美しさが実写でも再現されるなら、「雨」への印象を変えるきっかけとなるのではないでしょうか?

すずめの戸締り

『すずめの戸締り』は日本各地の廃墟を舞台に、災いの元となる「扉」を閉めていく少女と、扉を閉める旅を続ける「閉じ師」の青年による冒険を描いた物語です。

 作中に登場する「災い」や、人間の言葉を話す白猫「ダイジン」に、CGなどを駆使すれば迫力満点な映像に仕上がるのではないでしょうか?

雲のむこう、約束の場所

『雲のむこう、約束の場所』は戦後、日本が南北に分断されてしまったもうひとつの世界が舞台です。南北分断後に建てられた謎の塔に憧れた中学生3人が飛行機で塔を目指そうとするところから物語が展開する、子供から大人にかけて知る、甘酸っぱさやほろ苦さなどノスタルジーを感じさせます。

 この作品は新海監督にとって初めての長編アニメーションで、2024年5月にリバイバル上映が行われました。初めての長編アニメーションということもあり、実際に実写化が決まったらさらに世間からの注目を集めるのではないでしょうか?

 ちなみに2016年に公開されたアニメーション映画『君の名は。』は、2017年にハリウッドでの実写化が発表されたものの、監督の降板、コロナなどによって、7年ほど進捗が不明な状況が続いています。

 ハリウッドで予定されている『君の名は。』の実写化はどうなるのか、また『秒速5センチメートル』の実写化で、その魅力がどのように表現されるのか、今後の情報解禁も見逃せません。