終売「チェルシー」と北海道で再会!! 過去の自分を脱ぎ捨て一躍ご当地スターになっていたバタースカッチ

・令和の世に合っている

元祖チェルシーもバターのコクが美味しいお菓子だが、やはりキャンディーなので甘さや旨みは「じわじわ」くるイメージ。けれど新生チェルシーは口の中で「ぶわっ」と爆発し、すっと消えていく。

何ごとも最短ルートが好まれ、「アメ離れ」「ハードキャンディー離れ」とされる現代人にもものすごくマッチしていると思う。

9月現在では「おひとりさま○個まで」の制限も見かけたが、時間とともに安定供給に至るのではないだろうか。話題性のみならずしっかり美味しいお菓子で、北海道土産としてオススメできる。

なお、小説『O-RI-ZU-RU』では、チェルシーの包装紙で作った折り鶴がキーアイテムになるのだが、密閉包装になったことで折り紙は不可であることだけお伝えしておきたい。バタースカッチの国で出会い、別れ、最後にはヒロインの恋の成就のためにフラれてしまうライバルがちょっと可哀想になる青春物語である。

参考リンク:道南食品株式会社

執筆:冨樫さや

Photo:RocketNews24.