・味に違いはあるのか?
では、味の方はどうだ。まずは吉野家から食べてみると、今さら説明するまでもなく通常運転の吉野家である。つゆの量、ホロッと柔らかい牛肉、そして米との相性とどれをとっても高いレベルで推移している。
「これが牛丼だ」。そう言わんばかりの風格。これに関して多くを語る必要はあるまい。
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・トップバリュの牛丼
対してトップバリュ。消費者からすると180gの大盛り仕様は嬉しいものがある。
肉とタマネギはどちらも柔らかい上にドッサリ。味の方はそうだなぁ。正直に本音を言うと……
トップバリュの方が吉野家よりもほんの少し甘い味付けかなってくらいで、ぶっちゃけ大きな差はないように感じた。
肉の産地はトップバリュが米国、吉野家は米国またはカナダまたは豪州(5%未満)と似たようなもので、同じ牛丼という料理だから当たり前か。
そうなってくると分かれ道は先にも書いた「つゆ」。ベタベタに浸食されていない白米も味わいたいって人だと、トップバリュはちょっとハードすぎる牛丼になると思われる。
逆に、つゆだく牛丼が好きな人は一度食べてみるといいだろう。冷凍庫に入れておけば、いつ何時でもウマいつゆだく牛丼が吉野家より安く食べられるのだから。
てなワケで似ているようで実は違った今回の牛丼食べ比べ。同じジャンルだとしても、選択肢は思っているより多いものなのかもしれない。
執筆:原田たかし
Photo:RocketNews24.