事故が起きたらどう責任取るの!?→あまりにも危険な米軍兵士達のアソビとは…【米軍基地で働いてみた(70)】
事故が起きたらどう責任取るの!?→あまりにも危険な米軍兵士達のアソビとは…【米軍基地で働いてみた(70)】
(前回の続き)基地内のクラブで、兵士の余興の為に新たにVRゲームを導入すると言い出したマネージャー。
新任兵士のグループがVRゲームに興味を示し、マネージャーと盛り上がっていたのですが、いつの間にか彼らはどこかに行ってしまったのです。
注文されていた料理が出来たのでBeeper(呼び出しベル)を鳴らしましたが、彼らのいたテーブルの上で寂しく機械が鳴るばかり。
さっきまでVRをやってたのに、どうしちゃったのかと彼らを探すためにテーブルに近づくと何かが目の前を「シュッ!」と、かすめたのです。
「キャ!」と思わずのけぞって、通り過ぎたものの先を見ると、なんとダーツの矢が壁にささているじゃないですか!!
すると、下の階にいく階段の踊り場から「Aer you OK?」と声が聞こえてきたので、思わず「I’m OK…But 当たって怪我したらどうするつもりなのよ?」とイラっとした声で返事をしてしまいました。
どうやら、VRゲームを体験した兵士達は、普通のダーツで物足りなくなったのか、遠くから投げはじめ、ついに的が見えない階段の下から投げる「ブラインドダーツ」に行きついた…と言うのですから開いた口が塞がりません。
事故が起きたらどう責任取るの!?→あまりにも危険な米軍兵士達のアソビとは…【米軍基地で働いてみた(70)】
「ロシアンルーレットみたいで、斬新なダーツなんだよ。」と訳のわからない言い訳を始めますが、普通に人が行き交っているフロアの方向にダーツの矢を投げるなんて、常識的に考えて危なすぎます。
自分たちだけならどう遊ぼうが勝手ですが、ここはクラブでゲーム専門エリアではありません。
私に危うくダーツの矢が刺さりそうになった状況は、監視カメラにもバッチリ映っており、もはや言い逃れはできません。
マネージャーからも、兵士達に厳重注意処分が言い渡されました。
VRゲームで盛り上がり過ぎて、仮想現実の世界に入り込んでしまったのでしょうか…。
その後、その事件がキッカケかどうかは分かりませんが、クラブでのVRゲーム常設は見送られる事になったのでした。
厳しい訓練や、家族と離れた環境でホームシックになる若い兵士もいるので、適切な遊び方で息抜きをして欲しいなと願うばかりです。
次回、米軍基地に来た軍用犬の思わぬ効果については下の関連記事からチェック!