【検証】水戸の人が断言する「茨城で一番うまい納豆」なら納豆嫌いでも食べられるんじゃないか?

水戸といえば納豆である。ちなみに私は “あまり好きじゃないけど、食べられないほどではない” という納豆不得意ネキ。「めちゃくちゃおいしい納豆に出会えれば納豆を好きになれるかも?」と、ずっと心のどこかで思っていた。

日本一、いや世界一の納豆どころである水戸には、我々の知らない納豆がたくさんあるのだろう。本記事は水戸の人に聞いた「茨城で一番おいしいと思う納豆( = 世界一の納豆)」を実際に食べてみよう……という趣旨のものである。水戸かかってこいよ〜!!!

・水戸に来た

さて水戸へ来て真っ先に訪れたのはスーパーの納豆売り場。

その規模感は私の想像を凌駕していた。 “生産地としての納豆どころ” と思っていた茨城だが、消費量もスゴいんだなぁ。

中でも『くめ納豆』の勢力はヤバい。納豆を常食しない私にとって、メーカーごとの味の違いを理解するのはなかなか困難。

なお水戸在住の友人が「茨城一(世界一)おいしい」と言っている納豆は、普通のスーパーには売っていないのだそう。さては高級品? 私は友人と連れ立って、問題の納豆が売られているという市内の京成百貨店へ向かった。やっぱ高級品か!

その納豆が売られているのは地下1階食料品売り場の『県産品コーナー』。茨城県内ではイオンモールやサービスエリアなどでも売られているらしい。

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・持ち帰ってみた

県産品コーナーで保冷剤をパンパンに入れてもらい、東京へ持ち帰ったのがコレ。

水戸の友人が「茨城一おいしい」と断言する納豆、その名も『こごいら納豆』(税込324円)である。

丸真食品株式会社というメーカーが製造する『こごいら納豆』は「ノーマル」「キムチ味」「梅アカモク味」の3種類展開。

ノーマルを付属のタレで味付けすると「キムチ」や「梅アカモク」になる仕組みらしく、友人はいつもノーマルを食べているとのこと。

そもそも茨城では古くから『そぼろ納豆』と呼ばれるアレンジ納豆(納豆と切り干し大根を混ぜて味つけしたもの)が食べられていた。そんな『そぼろ納豆』に大根葉を混ぜ、さらにオリジナルの風味を加えたものが『こごいら納豆』……ということらしい。

そもそも『そぼろ納豆』を知らない私は話についていくのがやっとである。

『こごいら納豆』と市販の納豆(おかめ納豆)の比較画像。見た目は「納豆と大豆」くらい違う。