・「そりゃそうだよな」って話
幸いにもウチの編集部には、業界きっての納豆嫌いとして知られるサンジュン記者がいる。もし彼がこの納豆を食べることができたら、『こごいら納豆』が他の納豆と違うことの何よりの証明になるだろう。
ってことで、お手数ですがアツアツごはんと一緒に食べてみてくれるか? スマンな……
サンジュン「ムリ。どうしてもって言うなら100万払え」
……余談だが私は大のレバー嫌い。友人に以前「騙されたと思って、この店のレバー焼きを食べてみろ。飛ぶぞ」と強く勧められ、恐る恐るレバー焼きを口にしたことがある。結果、私は盛大に吐いた。それはもう、吐けるだけ吐いた。
『こごいら納豆』は風変わりながら、しかし確実に納豆の匂いを放っている。大の納豆嫌いを改宗させられるか? となると、いささか無理があると言わざるをえないのだった。レバーの一件を鑑みると、サンジュン記者の塩対応も無理のないこと。なんか……スマンかった。
とはいえ私自身は納豆不得意であるため、ここは納豆好きの羽鳥編集長に実食してもらうことに。『そぼろ納豆』の存在を初めて知ったという羽鳥さん。「これって混ぜるもの? タレは?」と矢継ぎ早に質問されるも、納豆不得意すぎて何も答えられなかった。すみません。
羽鳥「おいしい。おいしいっていうか、面白い納豆だね。この白いヤツは何なの? あ、切り干し大根なのか! へ〜! 変わってるう〜! 『おいしくて面白い納豆』というより『面白くておいしい納豆』って感じだね〜!」
大の納豆好きを公言する営業担当のジュンくん(顔出しNG)にも食べてもらう。
ジュンくん「今までにない納豆でおいしいです。大の納豆好きとしては、この納豆の具なしバージョンを食べてみたかったという思いも拭えないですが、納豆が苦手な人にとっては、切り干し大根がいい仕事していると言えるのではないでしょうか。くさみも少なめだと思います」
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・納豆界の黒船
2人が言うとおり、『こごいら納豆』は切り干し大根&大根葉が大きな存在感を放っているため、一般的な納豆より “納豆食べてる感” が弱いのが特徴である。納豆不得意の私が「普通にうまい」と感じたほどなので、納豆好きの人にとっては黒船来航くらいのインパクトがあるだろう。
大の納豆嫌いを克服させる力はないかもしれないが、「納豆ちょっと苦手」くらいの人であれば考え方を変えさせられる可能性を大いに秘めた『こごいら納豆』。言うまでもないけど納豆好きの人は必食である。納豆の視野が広がるハズだ。
『こごいら納豆』は京成百貨店や直営店のほか、丸真食品株式会社の公式通販サイトでも購入可能。オーソドックスな『そぼろ納豆』なら水戸市内のスーパーに普通に売っているので、初心者は先にそちらを攻めてもいいかもしれない。