今後のカメラ選択
何が何でもカムコーダーが良いとは思っていないが、筆者の現場で人を集める時に若い世代はカムコーダーの扱いが本当にダメで、中々人員を揃えるのに苦労することが多々ある(ENGカメラだとほぼ絶望的だ)。某ビデオグラファー系のイベントでのセミナーでも話が出るのは大判センサー系の話ばかり。
確かにこの風潮ではカムコーダー自体の存在が中々表に出にくいが、カメラマンを生業としてお金を稼ぐという話なら、特に若い世代、業界の浅い世代は大判センサー系のカメラよりもカムコーダーを確実に扱えるようになる方が良い。
カメラ系のYouTuberがよく使う言葉の「案件」1本よりもカムコーダーを扱えるカメラマンの1本の方が確実に稼いでいるのが良い例だと思う。これをカメラマン歴が長い方ほどわかっているので、いろいろなカメラを使い所持しているにも関わらず、1台だけ選ぶなら自分の手の中にしっくりとくるカムコーダーを選ぶのは当然のこと。
最近は映像業界の流れ的にメーカーもカムコーダーの新規販売が少ないが、先日発表された2連リングのZ200ではなくカメラマンは3連リングを搭載したNX5シリーズの後継機種(3連リング、4K、IP装備、60iも装備しているカメラが実際に出てきたら即座に購入する)の登場を心待ちにしているはずなので、ぜひ早い時期での登場を願うばかりだ。