ドゥカティのエネア・バスティアニーニは現在、ランキングでは3番手。ポイントリーダーとは59ポイント差があるが、まだタイトルの可能性は残されており、残りレースではプッシュしていく構えだ。
バスティアニーニは先週行なわれた第14戦エミリア・ロマーニャGPで、キャリア7勝目をマーク。ホルヘ・マルティン(プラマック)を相手にしたオーバーテイクは議論の的にもなったが、地元での初勝利を掴んだ。
今シーズン、バスティアニーニはここにきて調子を上げはじめ、直近8レースでは6回の表彰台を獲得。ランキングでもマルク・マルケス(グレシーニ)を追い抜いて3番手につけた。
トップのマルティンからはまだ59ポイント差とギャップがあるが、今シーズンの残り6戦で逆転の可能性はまだ残されている。
彼は今年限りでドゥカティを離れるが、残りレースでは大きなチャンスを狙っている。
「それを考えるのは難しいことではない。僕がチャンピオンシップを争いたいと思えば、たくさんのレースで攻めていかなければいけないけどね」
バスティアニーニはインドネシアGPを前にそう語った。
そして終盤戦に向けて、マルティンやバニャイヤというライバル達に対しても対抗できると感じているという。
「今年の前半戦は、一貫性を発揮してちゃんとポイントを獲得しようとしてきたんだ。でもチームと新しいバイクに慣れて良いフィーリングを持つことが重要だったから、あまりリスクは冒さないようにしていた」
「でも今は少し変わってきている。今はプッシュするタイミングで、できる限り多くのポイントを稼ぐべきときだ」