マンダリカ・インターナショナル・サーキットで開催されているMotoGP第15戦インドネシアGP。Moto3クラスの予選では、MT Helmets – MSIのイヴァン・オルトラがポールポジションを獲得した。
インドネシアGPでは日本人ライダー3名は初日から順調な走りをしており、鈴木竜生(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)、古里太陽(Honda Team Asia)、山中琉聖(MT Helmets – MSI)がそれぞれプラクティスで総合トップ10以内のタイムを記録。予選Q2への直接進出を決めた。
日本勢不在の中で行なわれた予選Q1はスコット・オグデン(FleetSafe Honda – MLav Racing)が1分38秒554をマークしてリード。ただ2番手以下とは僅差だった。
しかしQ1後半でオグデンはさらに自己ベストを1分38秒295まで短縮。他のライバル達もタイムを縮めたものの、オグデンがトップを奪われることはなかった。その結果、Q2にはオグデン、ホセ・アントニオ・ルエダ(Red Bull KTM Ajo)、ステファノ・ネパ(LEVELUP – MTA)、リカルド・ロッシ(CIP Green Power)の4名が進んだ。
日本勢3名が揃って参加するQ2が始まると、鈴木が上位を争うペースを発揮し、セッション序盤は1分38秒078のタイムで3番手につけた。暫定トップは・オルトラで、タイムは1分37秒630だった。
セッション中盤にはコリン・ベイアー(Liqui Moly Husqvarna Intact GP)が1分37秒651をマーク。僅差の2番手に続いた。またアドリアン・フェルナンデス(Leopard Racing)、ダビド・アロンソ(CFMOTO Gaviota Aspar Team)らもそこに続くタイムを刻んだことで、鈴木は5番手まで後退した。
Q2ラストアタックでは、ベイアーが1分37秒589を記録し、暫定トップに浮上。ポールポジション獲得のチャンスを得たが、彼の後にアタックに入ったオルトラが、1分37秒332を叩き出してトップタイムを更新し、ポールポジションを獲得した。なおオルトラは決勝レースでダブルロングラップペナルティを科されることになっている。
一時トップとなったベイアーは、これで2番手となった。そして3番手に入ったのは、それまで上位タイムを記録していたなかったものの、ラストアタックで1分37秒701を記録した古里だ。なお古里はそのアタック後に転倒してセッションを終えている。
鈴木もアタックをかけたものの、自己ベストを更新できずに予選を終了。最終的には7番手だった。山中は苦戦し、17番手と中団からのスタートとなった。