ものまね芸人こいでまほがリアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 婚活ダイアリー』。

マッチングアプリに真実の愛はないのか? マッチングアプリBでついうっかり既婚者とマッチング、そして3時間のお茶。疲れた。頭を休めたい。ただただ陽気な外国人とバンバンマッチングすることにしました。

楽しく生きていかなきゃ…! すると、だいぶ個性が強い方たちが登場。まずはパキスタンです。

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■外国人だらけのマッチングアプリ

こっちは元カレとの復縁を一途に願っていたのに、来たのは既婚者って…まったくどうなってんだ。今は、頭を使ってマッチングアプリをやりたくないものの、とりあえずこのままマッチングアプリBを使い続けました。

年齢も職業も人種も特になにもこだわりがなくマッチングできる自分に少し助かっていました。自分のフットワークの軽さに感謝。

一時期、外国の方にハマり会っていた頃もありましたが、あのときは楽しかったしとても新しい世界が広がっていました。また、あんな陽気な体験が出来たら…と思っていたら、パキスタン人とマッチングしました。

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■パキスタン人登場

メッセージのやりとりがはじまりました。日本人の場合は「マッチングありがとうございます、はじめまして、よろしくお願いします」。だいたいこうですが、外国の方とは「Hi.」 これだけで済むのがいいところ。

日本語は話せるとのことで、ビデオ通話しようという提案をしてきました。久しぶりにマッチングアプリにあるビデオ通話機能を使うことに。このワクワク感、やっぱり楽しい。

「もしもし、まほさんと呼んでいいですか?」日本語もまあまあ流暢に話せるパキスタン人の彼。「今日何してた?」仕事の話や趣味など適当に話しているが、どうやら様子がおかしい。

「休日はどんなことしてるんですか?」と聞くと、「うーん、、、、ジム行ったりしてるけど、やっぱりぃ、リラックスして、ハグとかぁ、キスとかぁ、したいかな」。ん? 最後のほう、なんて? 別の話題に変えました。

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■ハグとかキスとか

「日本に来てどれくらいですか?」

「5年くらい」

「どうですか? どこが好きですか?」

「あー、京都とか好きだけどぉ、やっぱり、ハグとかキスとかがぁ、好きかな」

まただ。何度もハグとかキスとかと言われると、逆に誘導したくなってくる。

「どんな人がタイプなんですか?」

「可愛らしいひと、まほさんみたいなぁ、ハグとかキスとかぁ、したい」

「そうなんですね。なんでアプリやってるんですか?」

「やっぱりぃ、ハグとかぁ、キスとかぁ、したいからかな」

日本語の意味も理解できてて上手なのに、なにも会話が進まない。そして、そっちからの質問はなにもないのかよと思っていたら…「まほさんは、ハグとキス、どっちが好き?」。はじめての2択でした。「どっちも好き」と言って電話を切りました。そして、無の感情でブロック。トータル15分。15分間「ハグとかキスとかしたい」と言われただけでした。

日本人版で言うところの「体の相性って大事だと思うんだよね」なのかなと思いました。このセリフを言う人は絶対に100パーセント、カジュアル目的だから。

カジュアルなマッチングアプリは、今やもうこのレベルになっているのか。普通にデートしてくれる外国人はいないのか。残念に思っていたら、日本語はローマ字ではなく漢字まで書けるアメリカ人とマッチング。

最初は意気投合していたのに…まさかの喧嘩?! そして、泣かされる?! グローバルこいで! 続く!

◆こいでまほ

太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

(文/Sirabee 編集部・こいで まほ