【NOAH/LIMIT BREAK】石川と藤田が猛火花、“野獣vs巨人"シングル初対決が急浮上 大和田はフルタイムドローの大奮戦

『ザ・リーヴPresents LIMIT BREAK .ex』横浜ラジアントホール(2024年9月28日)
△大和田侑&藤田和之vs石川修司&ヨシ・タツ△

 “巨人”石川と“野獣”藤田のシングル初対決が急浮上した。

 NOAHの別ブランド興行『LIMIT BREAK』を通じて激しい火花を散らしてきた石川と藤田。この日は石川がヨシ・タツ、藤田が若手の大和田とそれぞれ組んでのタッグマッチで激突した。

 ひとりキャリアも体格も劣る大和田が徹底的に捕まる展開。石川と藤田も互いの巨体を正面からぶつけ合い、ブレーンバスターで真っ向から投げ合う肉弾戦を繰り広げたが、終盤にかけて“主役”をさらったのは大和田だった。

 藤田とのダブルのブレーンバスターなどでヨシ・タツを追い込み、石川&ヨシ・タツからニーリフトの乱れ打ちを浴びても沈まず。逆にボディアタックでがむしゃらに石川になだれこんで大和田コールを起こした。

 さらには石川からバックドロップ、ランニングニーリフト、ヨシ・タツからブルーサンダーボムを浴びても屈さず。仕留めに来たヨシ・タツのヨシタツ幻想も必死に耐え抜き、20分時間切れドローまで持ち込んでみせた。

 試合では大和田の奮戦っぷりが目立った形となったが、試合が終わっても石川と藤田は終わらない。場外で喧嘩腰のエルボー合戦を繰り広げるや、マイクを握った石川が「俺は大和田のために頑張ってんじゃねえよ。俺は藤田和之、テメーを超えるために今日来てるんだ。次は俺とシングルマッチやろうぜ」と、ついに一騎打ちを要求。藤田も真っ向からにらみ合いに応じて迎撃姿勢をとり、石川が「次でいいんだ。俺と藤田のシングルマッチ組めよ」と指定して、次回LIMIT BREAKとなる10・20品川大会での一騎打ちが浮上した。

 「俺がフリーとしてここで闘ってるのは、己の価値を高めるため。そして強いヤツと闘うため。藤田和之、テメーから3つ取って、今は石川修司がプロレス界最強だってことを肌で感じてもらう。もういいだろ。タッグも6人タッグも。飽きたよ。シングルで白黒つけようぜ」(石川) 巨人vs野獣。限界突破の一騎打ちの行方に注目だ。

【ヨシ・タツの話】「大和田素晴らしい。素晴らしいよ。よく耐えた。もう決まったと思ったけどね。レフェリーが決まってねえって言うんだから。次は仕留めてやるよ。やるごとに強くなってきているのは、スゲェ練習してるなって感じた」

【石川の話】「俺はフリーとして戦っているのは己の価値を高めるため、そして強いヤツと戦うため。今、LIMIT BREAKにレギュラー参戦していて、俺より強い…客はそう思っているかも知れねえけどな、藤田、てめえからガッチリ3つ獲って、今のプロレス界最強は石川修司ってところを肌で感じてもらうぞ。もういいだろ。タッグも6人タッグも飽きたよ。シングルで白黒つけようぜ」