日下部ほたる (C)週刊実話Web

日下部ほたるは、グラドルには非常に珍しいメンサ会員だという。その才を生かして取得した資格はなんと43個。漢検1級からガス溶接、フォークリフトまで多岐にわたる。

ところが当人、グラドルになったのはなりゆきだったそうで、「いろんな場面で他人のいいなり人生でした」と自戒する“不思議キャラ”なのだ。

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――メンサ会員になれるのは全人口の上位2%と言われています。その試験に合格したということですね?

日下部「はい。実は私、家庭環境の影響で高校は中退しているのですが、高卒認定試験は合格しているんです。グラドルになるまでのフリーター期間も長かったので、その間に試しにネットで(IQテストを)受けてみたら、140という結果が出まして…。じゃあということで本試験を受けたら、合格しました」

――グラドルでメンサ会員というのは非常に珍しい。それで資格試験をいろいろと受けた?

日下部「資格マニアということではないのですが、1つ受かると次へ…となって、気がついたら43個になっていました。他にも特技があって、ピアノや絵を描くことも得意です」

――無敵感がすごいのですが、高校中退の理由とグラドルにたどり着いたことは関連があるのでしょうか?

日下部「両親との関係がうまくいってなかったというか、習い事をものすごくさせられていたんです。スポーツも陸上部でガッツリやっていて、体形は今と違ってガリガリでした」

――忙しすぎたのが原因で、心がポキッと折れた?

日下部「そんな感じですね。何もかもが嫌になっちゃって体調を崩し、高校も辞めてしまいました。そしたら、止まっていた生理が戻り、見る見るうちに太っていったんです。
胸もBからFに。現在はIカップなので、ちょっと扱いやメンテナンスに苦労しています。今思うと、あの頃の大きさがちょうど良かった気もしますね(笑)」

就職するも思わぬ事件で退職

――最初の「いいなり」は親からの習い事だったわけですね。その後、グラドルの仕事を始めることに? 

日下部「いいえ。普通に就職するつもりだったので、それまでのつなぎとしてアルバイト感覚でイベントコンパニオンやキャンペーンガールをしていました。そこから撮影会にも出るようになったのですが、当時は水着ではなく普通の着衣モデルでした」

――イベコンやキャンギャルというのは、街頭などでタバコを売り込むような?

日下部「まさにそれです。お小遣い以上の収入が得られるし、お客様との会話が楽しくてハマりました。全国の中で成績優秀者が表彰されるのですが、私もされたことがあります。
そのうち某タバコ会社の人の目に留まり、『入社しないか』という話になったんです。仕事に必要だからと運転免許も取りました。なのに…」 

――雲行きが怪しくなった

日下部「上層部にNOと言われたらしく採用はナシ。その後、不動産会社の営業になったのですが、そこの上司とお酒を飲んでいたときに薬(睡眠薬?)を盛られたんです。
その量が多すぎたのか、バタンと倒れて気がついたらトイレで失禁していました。そのことを会社に訴えても、私みたいな者より、偉い方の言うことを聞きますよね。居づらくなって半年で辞めました」

――それが第2の「いいなり」事件ですか。

日下部「それでも就職はしたかったので、会社を探しながら撮影会で食いつないでいたんです。初めて水着になったのもその頃ですね。そしたら、イメージDVDの制作会社の方に『出てみないか』と声をかけられました。
でも、20代の後半になっていたし、世の中にかわいい子なんていっぱいいるじゃないですか。こんな私でいいの? という思いの方が強かったのを覚えています」

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写真集のタイトルまで「いいなり」に…

――Iカップという、異次元サイズの武器がある。

日下部「胸が大きいくらい、今はいっぱいいるじゃないですか。正直、何がアピールできるんだろうと悩みました。ただ、Iカップが異次元と言っていただけるならIQも異次元、資格もたくさん持っているので、これを武器にしようかなと…」

2020年、デビュー作となるDVD『蛍』(マイロール)が発売され、現在までに5タイトルを順調にリリース。今年6月には写真集『いいなり。』(講談社)が発売されて爆売れした。

――写真集のタイトルまでが「いいなり」になっちゃってるじゃないですか!? 

日下部「そうなんです。編集部の方とお話をしていて、私が優柔不断で押しに弱く、他人のいいなりの生き方をしてきたのを聞いて、このタイトルが浮かんだと仰ってました(笑)」

――最後に、今後の目標をお願いします。 

日下部「グラドルとしては雑誌の表紙を飾りたいです。そして、資格面では宅建士と気象予報士に挑戦中なので、なんとか来年には取りたいですね」 

「週刊実話」10月10日号より

日下部ほたる(くさかべ・ほたる)
1月10日生まれ。神奈川県出身。T160、B96・W60・H90センチ。2022年、ミスヤングアニマルでファイナル進出。趣味は蕎麦打ち、乗馬、ダイビングなど。10月25日にイメージDVD『肉感接写』(竹書房)をリリース。
X:@hotaru_kusakabe