【衝撃】めかぶ、わかめだった

・これは塩ですか?

ちなみに今回購入した中で、最も「生めかぶ」に近いのがコレ。

『天然くきわかめ』(660円)である。実はわかめは「よくあるヒラヒラわかめ」「茎わかめ」「根っこ(めかぶ)」の3段階に分かれていて、真ん中の硬い部分を「茎わかめ」と区別して食べるのが岩手流なのだそう(友人談)。わかめ界隈、想像の10倍奥深い。

中身をひと掴みすると、ごんぶと茎わかめがドゥルン! とすべり出てきた。驚くべきことに、コレ……

1本の茎なのである!!!

その直径は約180センチ。どんだけ長いんだ岩手のわかめは。食べ方が分からないので一旦細切りにし、岩手の友人が「うまい」と絶賛する『わかめざる中華』(307円)に乗っけてみた。いただきま〜す!

ショッぺぇぇぇぇぇえええええ!!!!!!!

え? 何? この「塩食ってます」みたいな塩分量は? 東北の食べ物は基本塩分強めと聞くが、それにしても、これを毎日食べたら相当な速度で寿命が縮むと思う。なお『わかめざる中華』はメチャクチャおいしいです。

食べ方を間違えているのか……? と岩手友人に問い合わせたところ、茎わかめは数時間かけて “塩抜き” するのが常識とのこと。ンモー! 先に言ってよォ! ちなみに私の出身地である鳥取県もわかめが名産だが、「生めかぶ」だの「茎わかめ」だのといった概念は耳にした覚えがない。

同じ海藻なのに部位や地域によってこれほど違いが顕著とは、本当にわかめ界隈は奥が深いですよね。めかぶ記事がいつの間にかわかめ記事になっている気もするが……まぁ、めかぶもわかめの一部だからOKでしょう。

・今回ご紹介した店舗の詳細データ

店名 いわて銀河プラザ

住所 東京都中央区銀座5丁目15-1 南海東京ビル1F

時間 10:30~19:00

定休日 無休

執筆:亀沢郁奈

Photo:RocketNews24.